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はしご酒の魅力って?

はしご酒が好き

最初なので自己紹介をこめたnoteとして読んでいただければ!
わたしははしご酒が好きです。

お店そのものの雰囲気・お客さんの雰囲気・お料理,色々ひっくるめて1つのお店。ちょっとの滞在で全てを語るのはおこがましいのだけれど,その色々な出会いを何度も楽しめるわくわく感が好き。

もちろん1つのお店の魅力を味わい尽くすことも好き。
けれど,はしご酒の好きは旅行で普段はやらないパラグライダーに挑戦し,見たことの無い角度から新しい風景を見てみたり,Jump oneの体験入会をして,大汗かいてトランポリン飛んで自分の限界を感じてみたり…そんな感じの面白さ。

はしご酒に興味を持ったきっかけ:コロナ禍 角打ちワインバーでのひとり飲み

コロナ禍で毎日在宅。コロナのちょっと前に引っ越し・社内異動もありF2Fでのコミュニケーション不足。
今でこそリモートのコミュニケーションに全く支障は感じないが,コロナ禍初期,社内会議で対面で出会ったことが無い相手ばかりと会議で仕事のお話をしても気を遣ってばかりでつまらない。(そして仕事中だし仲良くもないのでどうでもいい話ができない)

仕事以外の新しい今日の話題が無いから家族と「今日はこんなことがあったよ~!」とも話せない。
八百屋のお兄ちゃんとマスク越しに今日のお安い野菜についてお話するのが唯一の楽しみだった。(そのおかげで八百屋のお兄ちゃんとは仲良くなったし,野菜の価格の上下がわかるようになってそれはそれでよかったんだけど)

で,2021年4月。新年度が始まる時ってなんだか新しいことにチャレンジしようと思っちゃう時期。コロナまっただなかだけど家族はしっかりこっそり新年度の決起会。私は「誰かとしゃべりたい!!」欲が抑えきれなくなり,勇気を出して角打ちのワインバーに入ってみた。

お店の詳細はこちら。
001wine (ワンワイン) - 大井町/ワインバー | 食べログ (tabelog.com)

気づき①:知らない人とお酒を飲みながら話すのは楽しい

先客はお一人で常連感あり。ちょっと怖い・・・と思ったが,「今日が初めてのひとり飲みなんです。」と店主さんとお客さんにお話ししたところ,「素晴らしいデビュー戦だね!!」と勇気を褒め称えてくれた。どちらも気さくに話してくれて嬉しい。つくづく自分は単純である。

話題は常連さんが次に考えているビジネス。
品質の高い鯉はとても高値で取引されているが,品質の良い鯉であることをどのように証明して保証するかのためのシステムが作れればいいと思うんだよな~っていう,がっちりマンデーでいつか聞けちゃいそうな,たわいのない話。「ふむふむ,そういうのもあるんか!」って雑誌を読む感じ。
時間の経過とともに近所の病院の看護師さんやジョギング帰りのおじさまも登場。仕事で出会ったらこんな風には話せないんだろうけど,ここで会うのはみなさんご近所さん。とはいえ内輪の話ではなく,本当にたわいのない話ばかり。お店にもよるんだろうけど,気負わずお互いの話をのんびり話すのがとても楽しかった。

気づき②:たわいのない話をしながら食べるご飯はおいしい

こちらのお店はワインショップ兼角打ち。
角打ちのお客さんは今日のおすすめワイン3種類から選ぶスタイル。


そしてお料理は何もないので,店主さんに一声かければ,持ち込みも注文も自由。とってもアットホームだけど入口がめっちゃ広い家のようなそんなお店。

2Fのスパニッシュバー(Bar Cairn,2023年現在は閉店してしまいました。)から注文もできるということなので,常連さんと一緒にタパスの盛り合わせを注文。

生ハムバケットにレバーパテに色々ピンチョス。さすがに2年以上前なので,味がどのようにおいしかったかは全然覚えてませんが,どんなご飯も誰とどのように食べるかが大事。


ワインを片手に「このおつまみおいしい」「このワインはこんなところがおいしい」。
酒の肴は楽しい会話。楽しい会話は酒の肴。どちらも合間って楽しい時間が過ごせた。

気づき③:はしご酒とは,いろんなお店を一気に楽しめるひと時

ワインバーに通うようになってから数カ月。常連さんの顔と名前も覚えてきた。で,仲良くなってきて新しい悩みが出てきた。帰るタイミングである。
「楽しいけど・・・今日はもうこのお客さんと沢山話したからちょっと気分を変えたい」等と,思うようになってきた。

ワインバーには2種類のお客さん。来たらずっと滞在型と1時間くらいでさよならして別の店に移動するはしご型。
最初わたしは「はしご酒」の概念がわかっていなかったので,「どうしてすぐに移動してしまうんだろう?」と思っていたが,はしごをする人のモチベはそこにあるのか・・・?

というわけである日,ワインバーを早々に出てワインバーで教えてもらったこちらのお店に。お店の詳細はこちら。
wine stand SAMI - 大井町/立ち飲み | 食べログ (tabelog.com)

お店が狭くて,引き戸型(しかも重い)。入るのにさらに勇気が必要だったがアルコールの力も借りて引き戸を開ける。

はじめましてのお店に1人飲み。久々の超緊張。だけど,店主のチョンちゃんが気さくに話しかけてくれて,なんとなーくでほどよい座席に通してくれる。

その日その日のメニューが手書きで書いてある。どれもシンプルなものばかりだけど1人で丁度いいサイズと良心価格。出来立てのごはんを色々楽しめる。

先ほどのお店でお話ししたことのあるお客さんもいるのだけど,全くお会いしたことの無い方も多々。お店がほどよく狭いのでお隣の人ともさりげなく話し始めやすかった。
そこで仲良くなった人におススメのお店をきいてみると,ご近所の素敵なお店が沢山教えてもらえたりして,ここにもあそこにも行ってみたいと思うように。

わたしにとってのはしご酒:飲み屋さんを目的地とした旅行

旅行に行くと,ここに行ってあそこに行って・・・と詰め込むことが大好きな私。旅行はせっかくまとまった休みをとって,移動に時間をかけてどこかに出かけているわけなので,限られた時間でどれだけ思い出を作れるかのタイムトライアルを楽しみたいというのが私のモットーである。(もちろん休むことが目的の旅行はあるけどそれはそれってことで。)

自由に飲みに行ける時間も旅行と同様に限られている。
仕事・付き合いでの飲み・家族や友人と過ごす時間。自由に飲みに行ける時間は意外に限られている。そしていつ何時も暇な時間を飲みに費やしていたら廃人になってしまうので限られた時間だけで自由に飲むことが大事かなとも思っている。

旅行と同じく,限られた時間でご飯もお酒もまとめて楽しみたい。
でも旅行と違うのは計画の自由がよりきくこと,疲れたら帰ろうってなるし,とても楽しかったり仲良くなった方がいたら一緒にはしごをしてみたり,そのお店でながーく滞在してみたり。
はしご酒の魅力は飲み屋を目的にしたゆるい小旅行としてご飯とお酒とその時の会話で思い出が作れるのが魅力だと思うのだ。

というわけで,長くなりましたが自己紹介を兼ねた,わたしの思うはしご酒の魅力についての日記でした。

わたしがはしご酒で出会った素敵だと思うお店の紹介。そしてこれまでとこれからのはしご酒について今後noteを更新していけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします!

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