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家出のワケ 〜天気の子感想〜

※今回も天気の子のネタバレを含みます。



台風が来てます。

こういう極端な天気が来ると、天気の神様のせいかなって思うようになりました。

そういえば、昨日の夜「天気の子」の小説を読み終わりました。

特に小説が読みたかったわけではないのですが、映画内で少し気になった点があったので購入しました。

私が気になった点は一つ

「なぜ帆高くんは家出をしたのか?」

です。

帆高くんがあれほど強い家出願望があったこともそうですが、なんであれほど数々の困難に直面しても島に帰りたくないのか

映画だけでは全く分かりませんでした。

まあ、小説に直接的な正解は描かれなかったですが、ヒントはいくつか散りばめられてました。


自分の推察もありますが、帆高くんが家出した最大の理由は島にいることでの拘束感にありました。

毎日同じ行動の繰り返しに、自分が自分何者なのか分からない、まるで役割を与えられた人形のような拘束感があったのだと思います。

それが、家出をして東京という違う世界に行く事で、「自分が自由に行動ができ、それが認められる」世界を見つけたのです。

小説でも東京での生活で「重くてきつい服が脱げた」と表現しています。

帰りたくなかった理由もこれで合点がいきました。

せっかく手に入れた認められる世界から、帰りたくなかったのだと思います。

ただし、後半戦に進むに連れて、陽菜さんとの関係が関わってくるので、違った理由も付け加わってきます。

最終的には、成長した帆高くんの意思も小説で表現されているので、是非気になる人はチェックしてください。


帆高くんの家出の理由は、もしかするとあまり納得出来ない人も多いのかも知れないです。

僕も小説を読むまでは全く帆高くんの心情が分かりませんでした。

しかし、行動に対してどう思うかはその人次第ですので、そう思い、思い詰め、悩む人がいるという事を理解するのが大切なのではと思います。

そう言った意味でも、天気の子の小説は帆高くんや陽菜さんの思いがわかるので、読んでみるのも良いのではないでしょうか。

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