見出し画像

うつ病。彼に申し訳ないと思っていたけど

ずっと、恋人に申し訳なさを感じていました。


彼は社会人で働いています。


将来のこと、結婚も意識していますが、私はうつ病で働けていません。


そんな状態で2年が経とうとしています。


恋人を私の問題に巻き込んでしまうことが、とても嫌でした。


でも、それも言えずにいました。


ある日、進路の話をしている時、彼が「しんどい時も俺がおるから」って言ってくれました。


申し訳なさで、別れまで考えていた私は「なんで〜???」と泣いてしまいました。


「病気は私の問題やのに、巻き込んでるのが申し訳ない。くるしい」


すると彼は少し怒っているようにも見える顔をして、私に言いました。


「巻き込んでる…?まきこまれてるんちゃうで。


俺が勝手にくっついてるだけ。」


あまりに真剣な顔でいうので、思わず笑ってしまいました。


「勝手にくっついてたの笑?」


そして彼は


「なんで支えてるか教えたろか」と言いました。


今までいっぱい私に支えられていたから、恩返しをしたいそうです。


鶴の恩返しかよ。


乙女心としては、「好きだから」といってほしかったけど、彼はそういう人なのです。


私は心底ほっとしてました。


バイバイしなくていいんだ。そばにいていいんだ。


これからいつまで彼といられるかわかりませんが、彼がくっついてるうちは、彼を大切にします。


話が一通り終わって、最後に彼が「がんばれよ」と言いました。


その後「…じゃなくて、まぁ、やってこ!」と言い直しました。


前にがんばれって言われるのがつらいと言ったこと、覚えてくれてるんだ。


すてきな彼です。




この話を親にも軽くしました。


人は多かれ少なかれ、支え合って生きているんだよと、教わりました。


「私は周りの人にめぐまれてるなぁ…」


そう言うと


「そう思えるあなたが素敵なんだよ。」


…やっぱり素敵な人にめぐまれています。



それからは、申し訳ないより、ありがとうを意識して、治療に集中しています。


元気になったら、素敵な恩返しをしたいな(^^)

サポートしていただくと、励みになります!