濁り
ふと「濁り」について考える
濁っている私
私と私以外の間が濁っている
だけだと知る
ただ眼鏡が濁っているように
「濁り」がまとわりつく
「濁り」が付きまとう
そんな「濁り」が見えるのである
見えるのだから仕方ない
ずっとだから疑う余地もない
無いのと同じ
ずっとあるということは
無いのと同じ
だから
濁りは無いことになっていた
濁っていない人を見るまでは
「濁り」を自覚した
濁りは目に見えずに感じるもの
だから濁っていない人の
セリフから読み取るしかない
自分の濁りを
そう
私の目を誰かには貸せない
そして
あの人たちはピュアである
フロントガラスの汚れのような濁りなど無い
ピッカピカのフロントガラス
私のは鳥のフンだらけのフロントガラス
綺麗なのに綺麗すぎて笑われて叩かれる
ピュアすぎる人達
私は濁り汚れ臭くなると共に
みんなに肩を叩かれる
「よくやった」と
ピュアな人達は笑われ叩かれても
自分の心に集中して
やがて花を咲かせる
素敵な濁りを持つ
私にはその花の香りがしない
心の奥底の本当の気持ちでは
みんながそれを求めていて
素晴らしいのはわかっているのに
辞められない
「濁りと汚れを付ける毎日」
頭ではわかっているのに・・
心には響かない
言葉の意味は理解できても
涙までは流れない
なんでみんな泣いてるんだろう
無感動の男は今日も
隙間時間に自ら挟まれにいく
広い大地にそびえ立つ
細長い小さな建物の隙間に
自分の体を押し込めに行く
花を咲かせた人達の
隠れて見えない大量の努力たちが
多くの味方を引き寄せる
隙間に挟まれた人達の
隠れて見えない大量の濁りたちが
多くの悪臭を放つ
濁る為に生まれてきたような私
さあ今日も
にごろうぜ!
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そして!
その缶ビールを飲んでいる私の写真をセルフで撮影し
それを返礼品として贈呈致します。
先に言います!ありがとうございます!
美味しかったです!ゲップ!