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読書「マンガでわかる! 誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方」

前回に引き続き、コミュニケーションに関する読書メモです。前回はロジカル会話術ということでビジネス向きなテーマでしたが、今回はどちらかというと雑談、初対面の方とうまく触れ合うためのノウハウが詰まった一冊となっています。

今回の本はこちらです。以下、参考になった点をメモします。

自分の気持ちをちょっとオープンする

これから話をしようとする際に、そのきっかけをどうつくったらよいのでしょうか。そもそも楽しい会話ってどんな形でしょう。本書によれば、楽しい会話とは話題を通して「お互いの気持ちを伝えあっているとき」だそうです。そのためにはまず自分の身に起きたささやかな出来事プラスその時の気持ちを伝えることが大事です。そこにめっちゃ面白い話やめっちゃ悲しかった話は必要ありません。コンビニでちょっとお釣りが多くてうれしかったり、初めて○○して緊張した話とか、小さな感情の変化話で良いようです。

そのちょっとした出来事は、日ごろから意識して探してみます。ワクワク、ドキドキ、イライラなど、心がちょっとでも動いたことを意識的につかむことで、実際の会話でスムーズに話題提供できます。

また自分としては当たり前の日常でも、他人にとって面白いと感じることもありますよね。休日の過ごし方や朝のルーチンなどなど。人によって日常生活はバラバラなので、具体的に丁寧に話していくとそこでドラマが見つかると本書では述べられています。その他、最初はクローズドクエスチョンで、会話の途中にエピソード(特に人柄面)を見つけたらオープンクエスチョンをしてみるのもよさそうです。

話を深めるキラーフレーズたち

話す内容も事実だけを深めていってもつまらないだけです。
「~なことがあったんですよ。」「いつ?どこで?何故?」
なんて聞かれても話題をふった側からすれば面白くないですよね。こうした5W1Hを使って情報を尋ねるのを"情報質問"と言うそうです。
情報質問だけではなく、お互い、どんなときにどんな振る舞いをする人なのかを話すことを本書では提唱しています。おすすめのフレーズは「自分は○○のとき××なことをする」を用いて、自分の人柄を伝えます。逆に相手にもこのフレーズを意識しながら、その人柄を探ります。

他にも相手の感情に寄り添って反応してあげましょう。特にネガティブな感情は聞いてあげると相手も喜びます。「ムッとすることもあるでしょう」や「楽しかったのでしょうね」「お忙しいのでしょうね」など"~でしょうね"といったフレーズを活用します。

ねぎらいの言葉は「お疲れでしょう」「暑かったでしょう」といった"~でしょう"という表現を用いて、相手の感情に寄り添います。

相手の話に興味が無いときは...

どうしても話に興味が無いときは話題ではなく「相手そのもの」に注目して質問してみます。どんな映画を観たのかよりも、どうしてそれを観ようとしたのかとか、どんなジャンルが好きなのかなど。

最後に

本書はマンガを通して分かりやすく、会話術を解説してくれます。それも上記に挙げたように、とても実践的なものばかりです。特に自分の気持ちを少しオープンにするというスタンスは、新たな気づきでした。今日は月曜日、仕事もイヤで人間関係もストレスフルな毎日ですが、会話術を駆使して乗り切りましょう!!


monkey01


最後までお読みいただき、ありがとうございました!「こうした方がもっと読み手に伝わるよ」など、いろいろアドバイスいただけると嬉しいです!!