日記 台湾ラーメン

私は子供の頃から、辛いものが苦手だった。
辛いは痛い。痛いはつらい。そんなもの、
誰が好んで食べるのか、と。

今日、久々に台湾ラーメンを食べてみた。
幼い私にとってこれは、「辛い料理」の
代表のように思われるものだった。
最後に食べたのは、もう10年以上
前だろうか。

そんな台湾ラーメンを、気まぐれに食べた。
辛かった。記憶の中のそれと、
遜色ないくらいには。

しかし。
しかし、食べられた。
美味しいと感じた。
いまだに辛いものは苦手だ。好きではない。
けれど、美味しかった。

単に辛さに耐性がついた、
というわけではなく。

辛いけど、美味しかった、ということは、
私にとって、何より嬉しく感じられたのだ。

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