雑談

これは当事者の人には当てはまらないことだが。
過去の悲劇について、一般に、つまり当事者ではない人にとって、なにが大変悲しいことかというと、実はその悲劇そのものでは無く、その過去を、教訓として覚えておかなければいけない現在である。
そりゃそうだ。
悲しいことは普通忘れたい。人間はそうできている。
もしその記憶を忘れられないとしたら、それはその記憶が今、必要とされうるからである。
いつしか忘れても良い日が来るといいのだが、そういうことを言うと怒られるので、あまり言わない。

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