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コミュニティ立ち上げ初期に気をつけたこと | #若手BtoB会 を開催して得た気づき

今から約半年前、2019年4月に「若手BtoB会」というグループをPeatix上で作りました。2019年8月31日時点では3回の実施、そして44名のフォロワーさんがいらっしゃる状態まで持ってくることができました。

10月頃には第四回の実施を予定しており、同年代のエンジニアとデザイナーの方にLT(ライトニングトーク)をしていただこうと企画しています。

もともと、このグループは1人で作ったわけではなく、現在ラクスル の事業企画としてゴリゴリに頑張っている張田谷(@harryharry1128)という早稲田大学時代からの友人と作ったもので、現在も2人でイベント企画・運営・集客を行なっています。

開催理由としては、僕ら2人には同期がいなかったので「友達が欲しい!できれば、ビジネスについてフラットに語れるような友達が!」と思い立って作りました。まだまだ試行錯誤中ですが、徐々にコミュニティの様相を見せつつあるような気がします。


今回は、継続的にイベントを開催しコミュニティの立ち上げ初期で学んだことや気づきを手短に共有していきたいと思います。

気づき:「若手」×「BtoB企業に勤める」方々が集まる場は想像以上に需要があった

初回から3回目まで、当初想定していたよりたくさんの方に参加いただくことができています。これは、ちょうど良いポジションが空いていたこと、継続的に勉強会を開催しているコミュニティがなかったことなどが一つの要因だと思います。(誰かがやる前に自分がやること、そしてそれをやり続けることの大切さを感じる...)


また、下記のポイントも良かったのでは?と考えています。

(1)「若手BtoB会」という分かりやすいシンプルな名前

当初、無駄にカッコつけた「BtoB Youth」という案がありました。ただ、その時に張田谷から「俺ならその名前のコミュニティには行かねえな」と助言をくれ、なんとか踏みとどまりました。今思えば、キングコングの西野さんが著書「新・魔法のコンパス」の中で『オシャレには「排除」の力学が働く』と言っていたように、変にカッコつけた名前にしなくて良かったなと。(BtoB Youthという名称がカッコいいのかどうかはさておき....😑)

集客したい人(ターゲット)が理解しやすい言葉遣いをすることは、非常に大事だなと改めて実感しました。

(2)コンテンツと期待値調整

いくら集客できたとしても、中身がつまらないと思われてしまえば、そこでおしまいです。(いくらセッション数が増えても、CVしなければほぼ意味がないのと一緒!)

なので、前提として運営の2人はコンテンツ作りにけっこう力を入れています。(そもそも、僕ら2人は無名なので、コンテンツで勝負するしかないんですが)

そして期待値調整も心がけています。

下記が1回、2回、3回のイベントのタイトル名です。

・若手BtoB会 # 1 〜何よりもまずは、同年代で仲良くなりたい〜
・若手BtoB会 # 2 〜中国の"シリコンバレー"深センで見たグローバルBtoB企業の実態レポート〜
・【若手BtoB会#3】非マーケターのためのマーケティング思考を身につけるはじめの一歩

実は上記タイトル以外にも当日のコンテンツはあるのですが、少なくとも「このコンテンツに興味がある人は来てね」というフィルタリングをしています。例えば、第3回目の"はじめの一歩"は、分かりやすく期待値調整をしている表現です。

期待値を上げすぎないことで結果的に、イベント全体の満足度は高くなるのかなと。 

で、最近気付いたのは、イベントやセミナー、研修などの満足度はアンケートには現れづらいのではないかと思っています。運営側に見られることは明らかなので多少気を遣っていただけるでしょうし。

代わりに、下記(3)のハッシュタグ(クチコミ)の量など行動が表出しているところでその回の満足度は感じられるように思います。

つまり、アンケート回答などの言葉より、本当の満足度は行動に出てくるのではないか?という仮説です。本当に満足していれば、イベント終了後に会場に残って話したり、イベント終了後の翌日でもツイートしたりとか。それだけご自身の時間を割いて行動に移してもらっているからです。

(3)ハッシュタグを活用、イベント終了後にツイートしてもらう

残念ながら僕ら2人では集客力が足りません。そのため「#若手BtoB会」というハッシュタグをつけて、Twitterやnoteでアウトプットしてもらうようにイベント開催時とイベントの終了時に下記のように呼びかけをしました。

特に終了時にもう一度繰り返すのが重要だと個人的には思います。

「鉄は熱いうちに打て」です。コンテンツの内容に満足してもらえていれば、再度呼びかけることによってイベント終了後にアウトプットしてもらいやすいはずです。

で、そのアウトプットがまた新規の方を呼び込んでくれる、という流れになっています。イベント終了後に、Peatixのフォロワーが増えることが多いのはクチコミのおかげです。


ここら辺のテクニックは、コミュニティマーケティングという書籍に書かれてあったものを実践しています。コミュニティを立ち上げたい人には基本的なことが書かれているのでおすすめです。

他にもコミュニティ運営を通していろんな気づきはあるので、もし続きの話に興味のある方はお声がけください


どのように運営しているか

noteには詳しく書けないですが...。

・運営のやり方(ex.どんな方に積極的に協力してもらうか)
・コミュニティとしてのあり方・大事にしていること(ex.あくまで参加者同士で仲良くなることが前提)

・コミュニティの終わりについて、意見を揃える(ex.辞めたくなったらいつでも辞めてOK)

ここら辺の軸は2人で丁寧にコミュニケーションを取りつつ、回ごとのやり方に関しては、いろんなやり方を模索しています。

例えば、参加者によるLT(ライトニングトーク)やワークショップ形式の発表は第3回から取り入れるようにしています。この形式はどうやら良さそうなので、今後も継続していく予定です。

実は参加者によるLT(ライトニングトーク)を行なっている理由には、運営2人が聞きたい話を聞く、という理由以外にもちょっとした思いがあります。

いわゆるイベントの時に行うLTって、ビジネスで活躍されている方が登壇されると思うんですが、「それでは経験値の少ない若手には中々登壇の機会がなくない?」と思っていて。

人前で話すことはやればやるだけ伸びるはずなので、その機会をいろんな方に提供したいという思いがあって。文章を書くときと同じで、人前でプレゼンをするとなると、自分の学びや考えを棚卸しする必要がありますし、それって経験値の少ない時ほど重要なのではないか、と思っているからです。


***

所感

コミュニティ運営は想像以上に身体的体力と知的体力を消耗しますが、イベント当日は本当に楽しいですし、中々本業では学べないことも学べるので、総合的にはやって良かったなと思っています。

また、「こんなにコンテンツが濃密なのに、無料で良いの?」

などと仰っていただけるのは、とても嬉しいです...。


ひとえに、いろんな方にご協力いただいてるおかげです。また、10月に「若手BtoB会」は開催予定です。ご興味ある方は、まずはフォローだけでもお願いいたします!

以上、宣伝noteでした!

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