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今までに見た中で一番のキチガイ選手権 Part3

街で妙に無気味なやつとか見かけたことありますよね?
そんな目撃談を語ろう。


あなたが見かけた変な人、怖い人、奇妙な人、不思議な人などなんでも

ほら、あなたの後ろに・・・・
誰かいる・・・・
そして、横にも・・・・
おまけに前にも・・・・
次はあなたの番かも・・・・


以下ネット掲示板の書き込み




ひょろい背の高いおっさんがセーラー服きて電車に乗ってた。しかも下はブルマだった。

渋谷のスクランブル交差点を自衛隊員みたいな格好した男が匍匐前進してた。人垣がそこだけ割れてた。


「あんた気持ち悪い人ね!写真撮ったからね!」
とどなりながら通りすがりの人の写真を携帯で撮って歩き去った40代後半位のおばちゃん
目をかっと見開いていた…あの目は尋常じゃなかった


両手のてのひらを上に向けて広げて「見て見て人殺しちゃった」と言いながらおっさんが歩いてきた
血がべったりかと思いきや見るとおっさんの片手にはキーケースのような小銭入れのような小さなポーチがあるだけ
なんだったんだ。。。


厳密には街ではないのだけど。
僕は大学生で実家暮らしをしていたのだが、実家は団地の真ん中にあってそこそこ広い家だった。
団地の真ん中ということで、野良猫がよく行き来していた。
飼っていた犬が死んでからは以前にもまして猫がたむろするようになった。
そんなある日、丁度大学が休みだったので自宅にいると、人が訪ねてきた。
岸本加世子みたいな顔のおばさんで、手には猫を入れるようなバックを下げていた。

最初、宗教か何かかなと思っていると、そのおばさんは「Iさん(我が家)のおウチはワンちゃんか猫ちゃんを飼われてますか?」
と、聞いてきた。
少し、躊躇したが以前飼ってたこと、今は飼ってないということを伝える玄関内に入ってきてバックを開け始め、
中から一匹の猫を取り出した。
成猫に成りかけの子猫といった印象の猫で、思わず可愛いですねと言ってしまった。

するとマシンガンのように猫の良さとこの猫の可愛らしさ、賢さを話し始めた。
完全にこちらが引いているのを感じ取ったのか、一枚のプリント用紙を取り出し渡してきた。
内容は地域猫という、地域で猫を飼って守ろうとかそんな感じだった。
その間連れてきた猫は勝手に我が家に入り、散策し始めていた。
でも、おばさんの話があまりにも勢いがあり、注意することができなかった。
しかし、おばさんが最後に言った言葉でマズイと思った。

この猫を飼ってくれませんか?という事と我が家を猫の餌やり場にして欲しいということだった。
初対面の相手にこんな事を頼むこのおばさんは正気じゃないと。
結局、うちは協力できないと伝えた。しかし、おばさんは事あるごとに連れてきた猫だけでも飼ってくれないかとしつこかった。
レンちゃん(猫)もココが気に入ったのよね~とか、もうこの子はIさんの事パパだと思ってるみたいですよ~とか。
なかなか帰ってくれなかった。一応、その時親戚から犬を譲り受ける事になっていたので、
その事を告げ協力できないということを伝えると、渋々帰っていった。
廊下の隅に猫の小便が残っていたが。

で、しばらくしてある事が我が家に起きるようになった。野良猫が増え、庭や駐車場が糞尿で異常に臭くなり始めた。
そして、ある日駐車場にペット用のドライフードが落ちているのを母が見つけた。
その時、僕はあのおばさんではないかと直感的に思ったが、そんな出来事があったことを黙っていた事を責められるのではないかと思い何も言わなかった。
それからも被害は続き、区長にも相談をした。
で、また僕が休みの日、数日前に我が家に来た犬が尋常じゃなく吠え始めた。
最初は野良猫でもきたのかな程度にしか思っていなかったが、一向に止む気配がない。

あまりにうるさかったので注意しに犬の見える窓を開けると、駐車場にあのおばさんがいた。
おばさんの足元には数匹の猫がいて、何かを食べていた。
僕が窓を開けた途端、少し時間が止まった。でも、そこからが怖かった。
僕に気付いたおばさんは笑顔を作ってこちらに向かって歩いてき始めた。でもその笑顔は口だけで、目が全然笑ってなかった。
咄嗟に窓を閉めてしまうと、窓から見える影が玄関の方へと方向転換した。そして、チャイムが鳴り始めた。

玄関を開けなかったのだが、おばさんは僕に話しかける様に、この間の件もう一度考え直してくれません?と聞いてきた。
マジで基地外だと思ったし、何より玄関のスリガラス越しのおばさんの影が異様にひっついた時の様にハッキリしていて怖かった。
警察に電話するというと、どうして協力してくれないんですかと大声で怒鳴って帰っていった。
その日、親に事の顛末を全部は無し、翌日警察に相談しに行った。
数日後、おばさんは警察に捕まった。

警察からはおばさんが我が家から30キロほど離れた町に住んでいること、その街でも似たようなことをして注意を受けていたことを聞いた。
そして、我が家の人間が居なくなるのを見計らって、餌やりに来ていたことを聞いた。
あの日、丁度車を車検に出していたので、我が家には一台も車はなかった。
おばさんはそれを見計らって来たようだが、僕がたまたま居て見つかってしまったという。
あの時ほど人間が怖いと思ったことはなかった。







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