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アカウントの中の人が人ではないかもしれない話


インスタでフォローしているダイエットアカウントの方が、育休明けに心機一転、「前から憧れていたインストラクターになります!」と転職をした。頑張ってください!とメッセを送った。その後、大変ながらもとても楽しそうに活動していらっしゃる。

しかし、ふと「この人は本当に実在しているんだろうか?」と思ってしまった。姿も声もAIで作れてしまうご時世です。チャットで問い合わせをしている相手が、人だとは限らない。人とシステムの境目は淡くなっている。毎日のように活動を見て、やりとりをしている相手がもし人ではなかったとわかったとき、どんな気持ちになるんだろう。裏切られた?という感じだろうか。

先日、近所のファミレスに接客ロボットが導入された。
「まるみちゃん」という名札を付けたロボットが、水を持ってくる。私はまるみちゃんに、「ありがとうねー」と言った。ロボットを生き物としてみるか、ただの物としてみるか人によると思うけど、私は前者側。ぬいぐるみも、わざわざお焚き上げをしてしまう。物に神様みたいなものが宿るという感覚が、なんかある。

と考えると、アカウントの向こうが人かどうかはあんまり気にならないのかもなぁ。アカウントの中の人という概念も変わっちゃうかも。

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