物価高
物価高がやって来た
物価が天井知らずで上昇し続けていますね。
投資をしていない人は、「物を買うために必要な金が多くなってる」という感覚しかないと思います。
しかしそれは真実の片面しか見ていません。
実は、お金の価値が下がってきているとみることもできます。
新車や新築の家は買った瞬間に価値が半分以下になります。
通常、物の価値は下がりやすいです。
しかし物価高のときは話が別になります。
お金よりも物を保有することが重要になります。
物を持っているだけでどんどんその価値が上がっていく感覚はあまり日常生活で体験している人はいないのではないでしょうか。
何を持つべきなのか
しかし、新車は買った瞬間に価値が半額になると書いた通り、保有すべき物というのは何でもよいわけではないのです。
以下の点に気を付けて保有する「物」を選定しましょう。
「換金性」
まず意識するのはこれです。
物価高は、いつ終わるかわからないですよね。
いざ必要な時に換金できないのでは意味がないわけです。
例えば、不動産は、すぐ換金できません。
もし急にお金が必要になったときに、売り急いで、安く叩き売りをせざるを得なくなります。物を所有して利益を得ているのに売るときに大損するのでは意味がありません。
「価値がおちないこと」
価値がおちる物も選択肢から外す必要があります。
買った瞬間に価値が下がるものに気を付ける必要がありますが、時間と共に徐々に価値が下がるものにも注意が必要です。
時間とともに価値が下がるもの野例としては、生鮮食品を想像すればわかりやすいですね。
買ってすぐに価値が落ちないので、価値が落ちていると感じにくいです。
時の流れとともに価値を失う物は、ただ持っているだけで資産がどんどん目減りします。
「有限の物」
世界に数が限られているもの。
これはどうしても貴重になります。貴重なものは、みんな世間の目から隠すので、ますます貴重になります。数が限られていると、紛失もあり、どんどん貴重さがアップします。製造中止、地球上に~トンしか存在しない、限定で販売されたものなどがこれらに当たります。
私たちが持つべき物は何か?
時代によって、答えは変わります。
そのため、皆さんが自分で知識を得て、情報を集め判断しなくてはなりません。
先ほど挙げた、「換金性高い」「価値が安定する物」「有限の物」これを頭に入れて物を選びましょう。
わかりやすいのは投資信託
投資信託は物価高でも価値が上がる最もわかりやすい物です。
投資信託は、物価高の恩恵を得られるものです。
もし、何が良いか迷う場合は投資信託を買うといいでしょう。
投資信託は、買っても現物は証券会社にあるため、物であると意識しない人も多いですが、立派な物です。
物価高の時には、企業価値や利益額も上がり、企業が持つ土地や財産の価値も上がるため、投資信託の値段も上がるのです。換金性が高く、価値が落ちにくいので価格が上がりやすいです。
土地・不動産
土地・不動産も物価高の時には上がりやすいですね。
土地の値段が上がるということは、土地を売って利益を得る人が出てきます。
その様な人は、再び利益を得るために、また土地を買います。
そして、その話を聞きつけて不動産で儲けたことがない人も、不動産に関心を持ちます。経済はこんな風に回っているのです。
だから物価高の時には土地、不動産を持つのも良いことなのです。換金性が低いことは注意してください。余裕資金をキープするようにしましょう。
限定品・高級品
限定品・高級品は数が少なく、製造個数が限られていたり、存在が特定できるものが多く、他に替えがないことが多いため、時間の経過とともに価値が上がっていくものが多いです。
そのため、おすすめではありますが、注意点は、破損・劣化しないように気を付けることです。
ちゃんと事業として行っている人は、保険を掛けます。保険をかけても元が取れるぐらい価値が上がります。換金性が低いことは欠点です。(質屋に行くと買いたたかれますよ)