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【刑務所】の中でのオナニーの話を赤裸々にしてみた【マル秘】

俺は6年間ほど刑務所に収監されてたのは前に書いた。その6年間の間で見てきた事や、感じた事を記していこうと思う。

刑務所では、「オナニー」は申告制となっている。
団体生活ゆえ、「オナニー」をする時は必ず同じ部屋の人間に申告をしなければならないのだ。

刑務所生活はあらゆる欲望に制限をかけられているが、この「性欲」だけは制限の仕様がない。 
「刑務所用語」というものが、刑務所にはある。
刑務所では、「オナニー」の事を「アタリ」と言う。
「オナニーしに行って来ます」の申告は、刑務所の中では「アタリに行って来ます」となる。
皆、そういう風に刑務所では言う。
そして、エロ本を部屋の中のトイレにしゃがみこんでオナニーをするというのが全国共通だと思う。
まれに「闇セン」と言って、皆が夜寝静まった隙にシコシコと布団の中でコッソリ「アタリ」をしている人間も居た。
闇でコッソリとセンズリする事を刑務所では「闇セン」と言う。
バレる。
バレたら大体のパターンで翌朝にはその話が工場でひろまり、部屋から追い出される。
「闇セン」の罪は結構重い。
じゃあ何故ここまでこの「闇セン」が刑務所で同衆に嫌われるのかを少し書く。
そもそも、刑務所の中の衛生安全教育の徹底はヤバい。
トイレを装備した8畳そこらのリビングに、知らない犯罪者同士が強制的に6人位でずっと生活しているからストレスも半端ない。
受刑者同士が自分の首を絞める様な厳しいルールを作りあって、相互監視する生活。
特に厳しいのが「手洗い」に関してだ。
刑務所に入ると何故かとことん潔癖症になる。
飯を食うところとクソをするとこが同じ部屋だから、本当に「手洗い」に関してピリピリしてる。
話を本題の「オナニー」の話に戻そうと思う。
俺は生まれつき、「オナニー」は足をピーンと伸ばしてないと最後までイケないタイプなのだ。
俺の中ではコレを「足ピン派」と呼んでいる。
「足ピン」しないとフィニッシュ出来ないのは娑婆でも刑務所でも同じなのだ。
だから、俺は刑務所のこの6年間ずっとキチガイのキャラ設定を貫き通すと共に勝ち得た権利を使った。
そうです。
俺は6年間、少しでもムラムラした瞬間に、毎回、部屋の誰にも一回も申告もせずにオナニーをした。
毎回、布団の中で足をピーンと伸ばして。
普通に部屋の皆ともオナニー中に目が合うのは少しだけ嫌ではあった。
今思うと、あのオナニーの仕方を刑務所で俺の他にしてたという人に会った事がないから俺は刑務所の中でも、よっぽどクレイジーだったに違いないと思う。
刑務所の中の「オナニー」の話でした。


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