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チャーン防止だけ考えていた人間が、0→1開発に移って認識したUbieのアセット

自己紹介

こんにちは。UbieでBizDev(事業開発)をやっているReiです。
早いもので前回入社ブログを書いてから3か月が立ちました。
https://note.com/sukisukiosake/n/n370620085d97

入社当初はCustomer Success (チャーン防止・SaaSメトリクス整備)を担当していましたが、最近は打って変わって0→1フェーズのプロダクト開発に携わってます。プロダクト開発の中でも、”フロントマン”という0→1フェーズの顧客課題の探索を担当しています。(具体で何やっているかは後述)

本記事では、そんな私が0→1の開発チームに移って初めて認識したUbieのアセットについてまとめてみました。

想定読者

・業界特化SaaS(Vertical SaaS)で働かれている方、興味のある方
・その中でもUbieに興味がある方 (ニッチなあなた)


0→1の開発チームに移って認識したUbieのアセット

まとめると以下の3つです。
①顧客からの信頼・期待・熱狂
②開発組織・カルチャー
③プロダクトへの先行投資が可能な資金

一見、当たり前の要素も含まれていますが、これら3つのおかげで
医療機関の課題探索・ソリューション検証を高速実行できている点を
お話します。

①顧客からの信頼・期待・熱狂

これが個人的には最重要です。
業界特化のVertical SaaSは、現場業務・課題の正確な把握と深い洞察が必要です。特に医療機関は顧客ごとに抱えている課題が千差万別なため、非医療業界出身の私が表面的な理解だけで、現場課題を把握するのは困難です。

例えば誰の課題を解決するのかを考えるだけでも、これだけセグメントがあり、課題の濃淡に差が出てきます。

・規模:大学病院、病院、クリニック
・診療科:内科だけでも循環器内科、消化器内科、神経内科 など
・エリア:大都市、郊外、地方
・経営状況
・職務:医師、看護師、技師、事務

だからこそ、Ubieのカルチャーガイドのバリューの1つにもある通り、
”100の議論より1の実行”が0→1フェーズでは特に重要というのは把握していました。
(=分析に時間かけてないで、顧客に会いに行って課題を見つけて、ソリューション/プロダクトを触ってもらって、本当に顧客に使ってもらえるかを検証しよう)

しかし実際に私がフロントマンとして働き始めてまず感じたのは、
顧客(医療機関)を積極的に巻き込めないとそもそも”1の実行”すら始めらないことです。

確かに課題ヒアリングであれば、ビザスクを使って、医師との単発インタビューをすぐに設定できます。(とはいえN数は限定的)
しかし病院という法人組織に、PoC検証のためにプロダクトを試用していただくには、会社としての信頼がないと提案も通りません。

ここで本記事の①顧客からの信頼・期待・熱狂がUbieの強み/アセットという話に戻ってきます。

Ubieの顧客にはビジネスの関係を超えて、世の中に必要なプロダクトを作ろうという期待をもって我々に時間を割いてくれる方が多くいらっしゃいます。例えば、私のチームのプロダクト開発には近隣の病院・クリニック両者の協力が必要でしたが、そんな条件でも、顧客の院長先生が積極的に近隣のクリニックをご紹介いただいたことで、検証環境をスピーディーに構築することができました。

言い換えると、Ubieがこれまでに蓄積してきた顧客からの信頼というアセットを元に、次のプロダクト開発に投資するサイクルをうまく回せている。というのが個人的に好きな考えです。

②開発組織・カルチャー

Ubieの組織・カルチャーの魅力については別記事でも説明があると思うので、ここでは複数医師がフルコミ社員としてUbieに在籍している強みについて2点お伝えします。

1. “現役医師が開発チームに所属。そのため医療機関の業務理解・課題仮説が高速で組み立てられる”

やはり医療機関の現場課題やニーズをUbie社員全員が解像度高く最初から把握できているわけではありません。
開発チームに現役医師がいることで、顧客のペインポイントを深堀する際に、外部の力を借りることなくその日のうちに業務フローや課題仮説をまとめあげることができます。検証スピード向上、1次情報の共有、関係者紹介など、非常に頼りになるチームメンバーです。

こんな感じで数時間のディスカッションで業務フローの深堀、可視化、論点整理が出来ます。仮に同じことを外部医師に協力してもらうのはかなりきつい。

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2. 透明性の高さ。Slackが基本全公開。なので別チームの医師も率直にコメントをくれる

例えば、我々のチームの進め方に疑問があれば、別チームの医師からもネガティブな意見でも率直に伝えてくれます。
おかげでチームの軌道修正が早めに行えています。感謝。

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これは医師がUbieで働いているからという話ではなく、透明性のカルチャーが我々にもたらす恩恵です。プロダクト開発に関わらずUbieの事業のあらゆる場面で恩恵が生まれているはずです。

③プロダクトへの先行投資が可能な資金

①②より強調したい話ではないですが、重要なので書いておきます。
・案件受注型で個別システムを開発してもスケールは難しい
・そもそも医療機関は大企業と違って予算が少なく、仮に案件受注しても我々が大きなリソースを投下できない
・なのでスケールを目指すのであれば、医療機関の面をとれるSaaSプロダクトを開発する必要あり
・そのためには先行投資の資金が必要。Ubieにはそれがある (下記note)

累計資金調達額が44.8億円になりました(2021/3)

まとめ:まだまだ0→1検証したいネタが多いので一緒に働く仲間が必要

①も②も③も重要だよねという話でしたが、初期のスタートアップは何もないところから始めるわけでどれも必須ではないです。

とはいえUbieでは5つ以上のプロダクト開発チームが、同時多拠点突破で猛スピードに検証~スケールを進めています。
それが可能なのはやはり①②③の恩恵が大きいよね。というのが私の考えです。

まとめるとこんな恵まれた環境で0→1プロダクトの開発に関われるチャンス他にはないよね。という話でした。

https://recruit.ubie.life/

今回はプロダクト開発の話ばかりでしたが、法務、財務、他役職も募集しております。
是非まずはカジュアル面談にお越しください。お待ちしております。

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