Y2Kを理解するにはパリス・ヒルトンを知るのが一番だ✨
近頃、というか結構前から聞きますよね、「Y2K」という言葉を。
辞書的に言えば、「Y2K」は「Year 2000」=「2000年問題」、ミレニアムの時期に流行ったようなスタイルがいまリバイバルしてきてるよっていうことらしいです。
このオトナミューズのページがわかりやすかったのでリンクを貼っておきます。
このページでも名前が上がっていますが、ビヨンセ、ブリトニー、そしてパリス・ヒルトンなどは、いまではY2Kを代表するアイコンとなっているようです。
では、なぜここではパリス・ヒルトンに注目しようとしているのか…
そのきっかけは、2021年にNetflixで配信された料理番組『パリスとお料理』を見たこと、というよりも、この番組についての以下のレビュー記事を読んだことです。
このレビュー記事、なかなか口悪いですけど、翻訳したやつを引用してみると…
補足すると、この『パリスとお料理』、2021年に制作されたのに2007年みたいな空気感が漂っている。それはパリス・ヒルトンが2000年代と変わらないキャラクターを演じているからじゃないのかと前置きがあった上で引用部分に入っていきます。
ここで重要だと思ったのが、パリス・ヒルトンのあの振る舞いってキャラクターなんじゃないのと指摘されていることです。(以下に添付したリンクのドキュメンタリーでも本人からこのことが語られている)
そして、意図的に演じられているものだとすれば、その「キャラクターとしてのパリス・ヒルトン」に目を向けてみることで、Y2Kという時代の空気感・価値観とか、その当時のセレブリティがどういうふうに扱われていたのかということを考えることができるんじゃないかと思ったわけです。
そこには2023年現在とは違うセレブリティのポジションがあるはずです。当時はスマホ普及以前ですから、インフルエンスの価値も全然違っているはずでしょう。(確認するとTwitterの設立が2006年、iPhoneの登場が2007年)
先ほど引用した記事にしたがって言えば、なんで「クソガキで、バカなパリス・ヒルトン」がY2Kのアイコンになっているのかを考えてみようじゃないというわけです。
そこで、これからパリスの番組(主にリアリティショー)を見て、その感想を書いていくということをやっていきたいと思います。
追記すると、このライターのフィリッパ・スノー(Philippa Snow)さんの記事は(映画の記事とかが多い感じ)ほかにもこんな記事がありました。
さて、肝心の参考資料ですが、パリス・ヒルトン関連の映像資料、実は日本語訳もされていて、Amazonでも検索するとDVDが割とたくさん出てきます。
とりあえず暇なときに片っ端から見ていくことにします。各作品の年代順などはある程度は気にしないことにします。
最初は『パリス・ヒルトンのベスト・フレンドを探せ!』(2009年)を見ていきたいと思います。たぶん近くのビデオ屋でレンタルできるはず。
探してみたんですが、いいな〜と思うY2K関連の資料は意外とサブスクにはなかったりします。なので、ここはビデオ屋を発掘するY2K私的考古学を提唱していくことにしますね。
ちなみにいろいろ調べてみると、YouTubeのチャンネルでドキュメンタリーが配信されてました。日本語字幕もつけられます。
でも、このドキュメンタリーは2020年の制作で、内容も過去の振り返りがメインだったりするので、まずは2000年代のものについて書いていきたいと思います。
Netflixの『パリスとお料理』も計6エピソードでめちゃ見やすいのでよかったらチェックしてみてください。キム・カーダシアンも出てます。パリスがコショウの蓋を入れっぱにしたせいで新品のミキサーを壊すところが最高でした。
それと余談ですが「Y2Kルック」と言われると、パリスやブリトニーよりも地に足のついた『フレンズ』のレイチェルみたいな格好を一番最初に思い浮かべます。『フレンズ』大好き。
というわけで、次回から「Y2Kを理解するにはパリス・ヒルトンを知るのが一番だ✨『パリス・ヒルトンのベスト・フレンドを探せ!』編」がスタートします。連載です!
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