12月のうた
山門も閉ぢられ庭に吾ひとり白砂に浮く石の夕影
海の凪ぎ浜に膝抱く児の影に西入る陽より光ひと筋
天井の高きに揺らぐ日の影を仰ぎ見てをり背泳ぎしつつ
キーボード打つ音幾つ西向かふ列車は渡る木曽三川を
眠らむと閉ぢたる瞼に点滅の影のやはらに十秒ほどの
受け取りしメールの六文字は太字なり「会社やめます」女の強さか
霊地(パワースポツト)と称さる磯に幾つもの穹廬の並び人の陽を浴ぶ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
山門も閉ぢられ庭に吾ひとり白砂に浮く石の夕影
海の凪ぎ浜に膝抱く児の影に西入る陽より光ひと筋
天井の高きに揺らぐ日の影を仰ぎ見てをり背泳ぎしつつ
キーボード打つ音幾つ西向かふ列車は渡る木曽三川を
眠らむと閉ぢたる瞼に点滅の影のやはらに十秒ほどの
受け取りしメールの六文字は太字なり「会社やめます」女の強さか
霊地(パワースポツト)と称さる磯に幾つもの穹廬の並び人の陽を浴ぶ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?