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ヴィトンに圧勝🎉あのブランドの名刺入れは、まさに「ご挨拶代わり」になる。

先にお断りしておきますが、ヴィトンのことを悪く言うつもりはありません。私が大学生の頃にめちゃくちゃ流行った欧州を代表するブランドであり、「モノグラム」は時代を超えたスタンダード。
村上隆さんはじめ、アーティストのコラボにも大胆に挑む、伝統と革新が同居する素晴らしいブランドです。

ただ、有名すぎて「誰でも知っている」がゆえに、
それを所有していることが、さしたるメッセージ性を帯びることは少ないと想像します。

私は、去年までヴィトンの名刺入れを愛用していたのですが、初対面の方がそれを目にしたときに、失礼にあたることはまずないとしても、それをキッカケに会話がはずんだり、私の個性が伝わったりすることもありませんでした。
また、それなりに高価なものなので、地位の高い方が使っておられることもあり、何度か経営者の方と”かぶって”しまって、ちょっと気まずい思いをしたことがあります。


そもそも。

私は顔立ちや好みの服装などからして、
欧州高級ブランド✨
って感じのキャラクターではありません。

もう半世紀も生きてきた身として、無難だからとヴィトンの力を借りるのは、なんか違うんじゃないかと思うようになり、新しい名刺入れを探していました。

そして、いまの職場に移るタイミングで購入した名刺入れは、

ヘラルボニー

です。
そうです。あの「ヘラルボニー」です。

(どの、へラルボニーやねん!と思った方は、こちらの本をどうぞ)

知っている人は、すんごく知っていて、大好き!だけど、
まったく知らん、聞いたこともない、何の呪文ですか? ってな人も多い。
そこが・・・よき。

数年前から、フェアトレードの「ピープルツリー」さんのお仕事(フェアトレードの学校)をボランティアで手伝うようになり、1円でも安いものを探そう! という母親由来のケチケチ消費が少し変わりました。

(サフィア・ミニーさんの本、ネットオフなら1円で買えるのか・・・
これもエコ?)

不思議なもので、そういう小さなことが引き金となり・・・

友だちが頑張って取り組んでいる「有機農業」への関心も湧いてきて、オーガニック食品のお店を覗いてみたり。

太っても痩せても、もう少し年齢を重ねても、カジュアルでもキレイめでも、季節が変わっても、長く愛用できる服を探して「love&sense」にたどりついたり。

「共感資本主義」の興味から、eumoやフェアトレードコインを使えるお見せとして、「イケウチオーガニック」や「シサム工房」に行くようになったり。

と、買い物の傾向が変わってきました。
そうしたお店を使ううちに、ブランドはバラバラだとしても、なんとなく同じ香りのする持ち物が増えてきたのです。
その延長で行きついたのが、ヘラルボニーでした。

へラルボニーの名刺入れやマスクを使っていたり、
Love&sense のプルタブアクセサリーをつけていたりすると、
「あ、それは!」
と声をかけられて、びっくりするほどスルスルと、
いま感じている社会課題について語るという流れになるのです。

ときどき、マクアケで新商品が買えたりしますね。

ヴィトンにも、モノづくりに対する情熱が秘められているとは思うのですが、有名になる過程で(とくに日本では)、ラグジュアリーの代表格みたいになってしまい、「それなりにお金持っています」というメッセージ性のほうが、強くなっちゃったかも? という印象がいなめません。

それに対して、ヘラルボニーは
アートとしての切り口、マイノリティの働き方に対する関心、障がいがあるの作品をビジネスにする仕組みや意義 など、さまざまな切り口があるし、それらすべてをひっくるめた「未来への好奇心」や「社会への課題観」などが感じられるのだと想像します。
私自身に、これらを手にするまでのプロセスというか、ストーリーを自覚しているので、相手にもそれがあるんだろうなと思うのです。

マスク「(無題)(丸)」と名刺をお揃いにしました。
https://store.heralbony.jp/products/mask_sanaesasaki_untitled

モノトーンっぽいのに奥深い色。ビジネスシーンでも悪目立ちしないのに、わかる人にはわかる。

先日、AIの台頭について話していた落合陽一さんが、
効率化が進むことでブルシットな仕事はなくなり、
「人間には、好奇心さえあれば」~ みたいな話をされていて、感銘を受けました。

https://youtu.be/xIiN-1suSW0

お金を出して、高価なものや希少なものを保有するのが幸せだった時代が終わり、何でも手に入るようでいて、実は手に入らないものもあると人々が気づき始めたいま、お買い物は「自分の意志を示すアクション」という面を、もっと色濃く出してくるかもしれないですね。



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