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旅館業は儲からない。ラブホテルが一番儲かる。
地方で老舗旅館の若旦那に興味深い話を聞きました。旅館ビジネスの大変さです。
旅館は初期投資・運営コストが高い
旅館は、宿泊施設の管理、温泉が出るためのインフラ投資、料理など色んな所にコストがかかります。
それを一泊1万円くらいで提供しているので、大変なのです。一見、1万円と聞くと高いように思えますが、コストを考えたら格安なんですね。
ホテルであれば、泊まるだけですから、旅館ほどのコストがかかりません。だから、6000円でも提供できるんですよ。しかも、お客さんの回転もいい。
究極で言えば、数時間の休憩で数千円とれるラブホテルが一番儲かる、とのこと。
旅館は過剰なサービスが求められて大変
旅館業は、コスト以外にも大変な点があります。
それは、過剰なサービスを求められること。なぜだか、旅館のお客さんには「おもてなし」の精神を誤解した人がいるそうです。
ちなみに、旅館の1時間あたりの儲け500円程度。(以下のように計算)
13:00チェックインの翌日10:00チェックアウト。22時間利用で1万1千円だったら1時間当たり500円。
これを考えると、文句なんて言えなくなりますよね。
ちなみに、本来の「おもてなし」とはサービスすることではなく、誰かにその道の教えを説く事だったそうです。
例えば、千利休が「お茶とはこういうものです。わかったかね?」といった感じで。
生徒に「苦いんですけど」と言われても、「そういうものだから」と突っぱねる。これが「おもてなし」だったのです。
しかし、最近はおかしな意味で解釈されています。
また、温泉を運用するには年に2000万円もかかるそうです。それに加えて、人件費などたくさんのコストがかかるんですから、旅館て大変なんですよね。
こうした衝撃的な事実を知って、旅館を使おうと思ったし、過剰なサービスを求めるのもやめようと思いました。
みなさんも旅館を応援していきましょう。地方では、旅館が地域経済を支えている、という面もありますので。
貴重な存在です。ぜひとも。
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