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SLOW CHANGE日記 -チームで動くこと

 岩手に来てから、周囲の人と一緒に、二人三脚だったりチームだったりと、コミュニケーションを取りながら全体で進めていく機会が増えた。会社や組織に所属した経験もあるので、今までもなかったわけではない。フリーランスになってからも、基本的にはクライアントからの依頼に一人で打ち返すようなスタイルだった。だけど最近は、「自分がこうしたい」と思い立って進めていくことに、協力者が現れ出したのだ。自分一人ではなく誰かの目線で遂行される仕事が重なり、時に議論しながら進めていく。それはもっと億劫な作業でヤキモキするものだと思っていたら、そんなことはなかった。もっと規模が大きくなったらもどかしい場面も増えるのだろうけれど、少数精鋭で進むチームワークは私にはとても心地よく感じられているし、実際精度は上がる。
 
 それが形になりはじめているのが、「本と商店街」というイベントだ。全国各地で開かれる「文学フリマ」という、自主制作の本を中心とした販売イベントが、岩手・盛岡でも開催される。そのイベントに合わせて岩手に行くよ〜と乗ってくれた「本屋・生活綴方」と一緒に何かイベントをやりたい!と思っていたら、自然な流れで盛岡の書店「BOOKNERD」さんとの共同イベントになり、さらには紫波町で開催することになった。

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「移住にまつわる変化」をテーマに、自分の生活や創作にまつわる話、東北の地、岩手・紫波町で出会った面白い人とのおしゃべりなど、自分がひっそり書き溜めていることを少しずつ公開していきます。 私は日々、日記をこっそり書いては発表・公開するまでだいぶ寝かせる傾向があるのですが、もっと日々思うことを軽やかに書いていきたいと思います。 「がんばれ」の応援の気持ちで定期的にチャリンとしていただけたら泣きます。 1ヶ月に2回以上更新予定、月額500円です。

30代後半でフリーランスとして働いていた私が、東京都・中野区から、縁もゆかりもない岩手県・紫波町へ引っ越してきた。 「一から土を作る」とい…

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