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980点と英検1級の原点~ただの怠け者が、こんな資格を取るまで⑤~バイリンガル英会話教室の体験授業レビュー:意外な学習法とは?

 取引先の近くにあった英会話教室「バイリンガル」の、体験授業に行ってみました。
 バイリンガルで受けた説明は、なんとも意外なものでした。

 最も重要な教材は「picture card」というもの。
 日常生活の一場面を切り取ったような、お世辞にもうまいとはいえないA4くらいの絵を、先生が生徒に見せる。
 そして英語で質問する。
 生徒は聞かれた文章と全く同じ単語、語順を使って答えていかなければならない。

 たとえば
 「Can you see a man in this picture?」
 と尋ねられたら
 「Yes, I can see a man in this picture.」
 といった具合に。

 理屈っぽい僕は、日本人スタッフの女性に
「別にそういうことをしたくて入校するのではありません。話すことのできるトレーニングをしてください」
 と頼んだものです。

 ですが彼女は
 「いや、これが実は話せるようになる近道なんですよ」
 と譲りませんでした。

 なにせ当時から、記憶力にはまずまず自信がありました。

 福岡県大野城市の大野小学校で道徳の時間に見ていた、NHK教育の「明るい仲間」の主題歌も、3番まで歌える。
 買ってもらったテレビまんがの主題歌のレコードは、3番まで歌えるどころかどのタイミングで間奏が入るかまで頭にある。。
 当時ファンだったカープの選手の背番号は、20年近くさかのぼって全選手(監督、コーチ、打撃投手含む)覚えている。
 日本シリーズの全対戦カードおよび日本一球団をまる暗記。
 まあ、何とかなるだろう。
 (ここまで書いて思った。記憶力というより、ただの変人かなと)

 「文章を覚えて、その通り言えばいいんやな」
 と深く考えず、ハンコを押しました。

 日本シリーズ優勝、いやワールドシリーズ制覇に匹敵する難行苦行は、最初の授業から始まりました。


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