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本が好きでも書店に住みたいわけではない

こんばんは。

今日は、なんとなく書店に寄り道をしてから帰りました。わたしは穏やかに読書が好きで、そこまで熱中しているかと言われたらそんなことはございませんが、それでも読書が好きです。

書店でウロウロするのが好きで、本当にウロウロしています。家に大量の積読本があるので今日も買わずに帰ってきました。

ウロウロしながら、わたしは「この空間にいるのは好きだけど、ここに住みたいかと言われたらどうだろう」と考えていました。結論を申し上げますと、タイトルの通り、ノーがわたしの答えです。

では、どうして書店に住みたいと思わないか。それをウロウロしながら考えた結果、そこにある本はわたしの本ではないから、ということになりました。

書店に置いてある本は、購入して初めてわたしのものになります。わたしの本ではないので、
あとは、単純に、書店の住むには細い通路に布団を敷いて寝たいと思わないというところがあります。書店というのは普通は土足で歩くところですから、そこに布団を敷きたくないのです。

ということは、書店の中身がすべて自分のものになってバックヤードに布団を用意したらそこに住みたいかどうか、というところですね。それでも、わたしは住みたいと思いませんでした。なぜか。考えたところ、ほとんどの書籍がわたしにとって欲しい書籍ではないからです。書店には一生かけても読み切れなさそうな分量の本が用意されていますが、興味を持てる本というのは大海原のわずか一握りです。そこに興味ある本が 1,000 冊あったとしても、書店の棚は1段 50 冊ほど入るのでわずか 20 段分ほどにしかなりません。本の背の長さにもよりますが、1つの棚に5段は用意できますから、まとめてもほんのわずかです。ですから、書店の本は多すぎるのです。

ということで、わたしにとって、書店は住みたいところではありませんでした。書籍がたくさんある家に住みたいですが、それは書店ではありません。興味ある本や読んだ本がたくさんある家に住みたいです。

おまけ

先ほど、書店の本棚は1段 50 冊入ると申しましたが、フェルミ推定みたいなお話ではなくこちらにそのお話が出てきます。

確かに、書店の棚の幅は一般的に 0.9 m ですから(中途半端に感じるかもしれませんが、幅 0.9 m というのは成人が使いやすいそうで、家の間口なども 0.9 m(実際のところは 0.91 m ですが)で割るときれいに割れる値で設計されています)、50 冊ということは平均すると1冊あたり 1.8 cm で、まあまあ妥当な数字ですね。書店の棚の幅は、調べれば出てきますので興味ある人はご自身で調べてみてください(著作権の都合でこちらに資料を載せるのはやめておきます)。

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