非公認サークルが施設を破壊したことについて
こんばんは。
先日、どこかの大学の非公認サークルで器物損壊した件について、ちょっと話をします。
まず先に、記事に対するクレームを。このサークルが非公認サークルであるなら「○○大のサークル」とつけるのはおかしいです。たとえ、内部の学生がその大学に所属していようと、サークルがその大学に所属したように書くのは、記者や編集者がそのことについてなにも分かっていません。意図的に書いているかもしれませんが、それならば大学に対する名誉棄損です。
ちなみに、公認サークルと非公認サークルの違いは、大学の設備を使えるかどうか、ぐらいなものです。あとは、入学シーズンに説明会を学内で開けるかどうか、とか、そういった違いがあります。公認だろうと非公認だろうとあまり大差ないです。
話を戻します。
少なくとも、18歳にもなってしていいこととしてはいけないことの判別がつかないのは、思考がかなり稚拙です。天井に穴をあけたり障子を破ったりしたようですが、他人の物を壊してはいけないことぐらいは心得ていなければいけません。
上記記事では、旅館の主人がこのようなことを語っています。
外から見ると、器物損壊をしてその様子をSNSにアップロードをする行為自体が善悪の判断がついていないように見えます。大学生が、飲み会で器物損壊をしてはいけませんと教えなければ器物損壊する、そんなことあるでしょうか? 少なくとも、そんなことあってはならないです。
この記事で取材に応じた旅館の主人は、記事を読めばわかりますがとても寛大な人です。ですが、社会は、この寛大さに甘んじてはいけないと思います。批判するところは批判したい。しかし、これは、あくまで学生個人の問題であって、サークルの問題であって、大学の問題ではないと思います。少なくとも、それをしてはいけないことを教育することが教育機関の役割だと思います。処分するとしても、停学・退学処分ではない、未来につながる処分になることを願っています。とはいえ、わたしが思うふさわしい処分がなくて他人任せですが。
先ほど、18歳にもなってしていいこととしてはいけないことの判別がつかないのは、思考がかなり稚拙です、と申し上げましたが、これが社会のやっかいなところですね。肉体年齢(生まれて何年というのがここでいう肉体年齢の定義です)を社会年齢(精神年齢です)とイコールに結びつけてしまう。我々はよく18歳ならそれぐらいの分別がつくだろう、ぐらいに思ってしまいます。教育が行き届いていなければ、18歳でも稚拙なことをすることぐらい容易に想像がつくのに。
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