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「仕事も夫婦生活も、大切にすべきことは一緒」あつたゆか夫妻の“忙しさに負けない”ロジカルなチーム術

パートナーとの時間は、大切にしたい。

だけど私たちの人生って、恋愛や家庭だけじゃない。仕事や育児など、1日24時間じゃ足りないくらい、ほかにもやるべきことがたくさんあります。

忙しい毎日の中、余裕がなくなって相手に優しくできなかったり、仕事に打ち込むパートナーに寂しさや嫉妬を感じたりして、お互いギスギスしてしまったこと、ありませんか?

そこで今回、「超多忙な共働きだけど仲良しな夫婦」代表として、あつたゆか夫妻にインタビュー!

会社員でありながら、夫が好きすぎて「株式会社すきだよ」を立ち上げてしまった妻・あつたゆかさんと、本社勤務ながら国内外への出張が多いという夫・まさとさん。同じ職場の後輩先輩として出会った結婚生活2年目のふたりに、普段の暮らしで気を付けていることやコミュニケーションの工夫について伺いました。

妻は複業で起業家、夫は社内で5つのプロジェクト兼務中! 超多忙なふたり

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-ふたりとも、普段めちゃお忙しそうですよね。あつたさんは、会社員と起業家とのパラレルキャリアですが、1日のスケジュールってどんな感じですか?

あつた:会社がフレックス勤務OKなので、6:30始業に前倒しして働いています。マーケティングの部署にいて、夕方に打ち合わせが入って結局夜まで仕事してることもあるんですけど……

で、退社後に自分の事業である「株式会社すきだよ」の活動をしています。立ち上げたばかりなので、一緒に働いてくれる人を募集中で、最近は土日含めずっとWEB面談してますね!

-ほぼ毎日お仕事してるんですね……! 旦那さんのまさとさんはいかがでしょうか?

まさと:妻とは職場結婚で勤務先は同じですが、違う部署でシステムコンサルタントをしています。仕事が終わるのは22時くらいかなぁ。あ、でも月の半分は国内と海外の他拠点に出張してますね。

-月の半分!?

あつた:そうなんですよ……(泣)! まさとさんは英語も話せて仕事もできるから、プロジェクト兼務しまくってて、社内の色々な拠点で引っ張りだこなんです。私が寂しくて死んじゃうので、もうちょっと減らしてほしい……

-たしかに、あつたさんが瀕死状態になってるのをよく見かけます……

瀕死状態になっているあつたさん

パートナーへの嫉妬や劣等感との向き合い方

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-おふたりとも、めちゃくちゃ忙しいのがわかりました。次に、お互いの仕事に対してどう思っているのか聞きたいんですが、まさとさんは、あつたさんが「株式会社すきだよ」を設立すると聞いたときどうでした?

まさと:純粋に、すごいなって思いましたね。

-いじわるなことをお聞きしますが……、本当にそれだけですか? あつたさんの“社長”という肩書きに「俺より出世しやがって」とひそかに思ってたり、卑屈になってしまったりとか……

まさと:ないです(笑)。たしかに、僕にも出世したいという気持ちはあるし、妻の活躍を見て「頑張らなきゃ」って思うことはありますよ。

だけど、肩書きではなく彼女が実際になにをやっているかを見てると、とてもじゃないけど自分ができることじゃないなって。お互い活躍できるフィールドが全く違うから、嫉妬のしようがないんですよね。サッカー選手だって、野球選手に嫉妬しないでしょ。

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-たしかに! お互いが活躍できる場が違うって考えれば、変に比較せず、素直に応援できそうですね。

あつた:私は起業家タイプで、まさとさんは組織で重宝されるタイプなので、完全にフィールドがちがうなと思います(笑)。

でも私、社会人1年目のときに社内で大活躍してる夫を見て「この人と付き合う資格ないんじゃないかな」って自信をなくしてたんです……。

-え、あつたさんがですか!? てっきり、当時から社内外問わずバリバリ活躍されているとばかり思ってました。

あつた:まだその頃は社内で大したこともできてなかったし、複業もしてませんでした。夫のことが遠い存在に思えてしまって、隣にいる資格がないような気がしたんです。だから自分も人に価値を発揮できるよう、本業へのコミットはもちろん、複業でライターを始めたり、『スキ活サロン』を立ち上げたりして。頑張れたのは、まさとさんのおかげでもあります。

-パートナーと自分を比べて落ち込むことがあったなんて意外です。そこからどうして頑張ろうと思えたんですか?

あつた:相手と比較して劣等感を持ちやすいタイプだからこそ、釣り合う自分になれるよう努力しようと思ったんです。そのおかげで、となりにいられる肯定感がつきました。私にとって、パートナーって自分が頑張れる「原動力」なんですよね。

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-ネガティブな気持ちをエネルギーに変えられるって、すごいです。自分の人生を充実させることで、パートナーへの嫉妬や劣等感とうまく向き合えるんですね。

忙しいからこそ、余裕がなくなる「一歩手前」で自己申告

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-先ほどお伺いしたように、とってもお忙しいおふたり。一緒に過ごす時間が少なかったり、お互い余裕がなくなったりするときもあると思います。仲良くいるために、気をつけていることはありますか?

あつた:私は、疲れて完全に自分がダメになっちゃう前に「今やばいから、一緒に〇〇してほしい!」って自己申告するようにしてますね。

ストレスを相手にぶつけず、「一緒に倒しにいく方式」。画期的……!

まさと:余裕があるうちに「余裕なくなりそう」ってちゃんと言ってもらえると助かりますね。どちらかが完全に疲弊してイライラしてると、コミュニケーションって成り立たない。お互いがいい気分で過ごすために絶対必要だと思います。

あつた:これって仕事でも同じことが言えるんですよ。一緒に仕事をしてる後輩には、悩みが生じた時点で早めに相談してほしい。問題が大きくなってしまってからだとリカバリーが大変ですから。

まさと:うん、仕事でもパートナーシップでも、報連相は大事だよね。あとは、伝え方も。

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-仕事とパートナーシップに、コミュニケーションの共通点があるという考え方、新鮮! でも、プライベートで一番近くにいる人だからこそ、甘えたくなって、ついつい気持ちをぶつけてしまう人もいそうです……

まさと:僕も、外では言えないような弱音を吐いて、パートナーに甘えることもあります。「疲れた~」とか。でも、甘える範囲を間違えちゃいけないと思ってます。

あつた:「甘える」のと、「パートナーに失礼なことをする」のって、違いますよね。外では同僚や友人に優しくできるのに、家に帰ったらパートナーに暴言を吐いてしまう人がいますが、自分が疲れてイライラしてるからって、相手にぶつけていいわけじゃない。

-あつたさんがおっしゃったように「自分の余力があるうちに申告する」からこそ、伝え方に気をつけることができるし、相手の気分を害さない配慮ができるんだと思います。

まさと:忙しいと、「察して気遣ってほしい」みたいな気持ちも芽生えちゃうんですけど、察する負担を相手に与えないからこそ、察してくれたときは喜びが倍増しますよね。「夫婦はお互いに察し合うべき」を標準化するとよくないなって。

出張を寂しがるあつたさんを察した、まさとさんの神対応。愛が増さないワケがない。

家事分担は、「相手に感謝の気持ちを忘れず」「お互いに納得感があるかたちに」

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-引用させてもらったツイートもそうですが、たびたびまさとさんの美味しそうな手料理が登場しますよね。家事分担ってどうしてますか?

あつた:家事については、まさとさんが8割くらいしてくれてますね……! そこは変に取り繕ったりせず、周りにも自分が家事をやってないことを隠さないスタンスで生きてます(笑)。

まさとさんの手料理。神なの?  シェフなの??

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まさと:万が一、妻が「仕事も家事も頑張ってます!」ってスーパーウーマンみたいに振る舞ってたら、ちょっと嫌いになってたかも……(笑)。

あつた:それは絶対しないようにしてます。パートナーのおかげなのに、自分の功績みたいにするのってモヤるよね。

むしろ「家事やってくれてありがとう!」という気持ちを全世界に広めたくて、Twitterでも発信してます。フォロワーさんからも「旦那さん素敵ですね!」と夫のことを褒めてもらえて、さらに嬉しいんです。

-感謝の気持ちを、ちゃんと外にも見えるかたちで発信するってことですね。今すぐ取り入れられそうです!

まさと:男性は特に、パートナーが自分のことを外で褒めてくれると嬉しいですよね。ぶっちゃけ、自尊心がすごく満たされます(笑)。

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-家事分担って、どちらかの負担が大きくなってしまうと「パートナーが家事をやってくれない」という不満も出てきがちだと思うんですが、まさとさんはそのあたりどうですか……?

まさと:今の家事分担を不満に思うことはないですね。

「共働きなら、家事分担も50:50であるべき」という圧を感じたりもするけど、お互いが納得できるかたちで生活していければいいんじゃないかな。僕は一人暮らしが長かったからある程度の生活力もあるし、こうやって妻や周りの人に褒めてもらえるから自尊心も満たされるし。

それに、妻の魅力はほかにたくさんあるから、別に気にならないです。

あつた:この優しさやばくないですか……? まさとさん、大好き!!!

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-なんだこの夫婦、最高かよ……。おふたりが忙しい中でも、お互いを思いやって暮らしているのがよくわかりました。お話を聞かせていただき、ありがとうございました!

編集後記

インタビュー中や撮影中、ずっと見つめ合ってニコニコしていたり、自然に手をつないだり、ふたりの間には思わずほっこりしてしまう幸せ空間が広がっていました……!

「パートナーが好き」という気持ちだけではなく、どんなに忙しくても、お互いが気分よくいられるための工夫や思いやりを欠かさないからこその仲良しっぷりなのだなぁ、と勉強になることばかり。みなさんも、あつた夫妻のコミュニケーションをぜひ参考にしてみてくださいね!

取材・文:村尾唯(@yui3x9

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