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常に自分から「不利な状況に陥る行動」をしていませんか?(セルフハンディキャッピング)

セルフハンディキャッピングという言葉があります。

あらかじめ自分自身に言い訳をしてハンデキャップを課す、という意味です。

事前に自分に対して何かしらにハンデを背負うことで、失敗しても自尊心が傷つかない。



でも逆に成功したら「ハンデを乗り越えた自分がすごい」と思えることが出来る。


セルフハンディキャッピングの例としては、明日にテストを控えているのに漫画を見たりスマホを見たりすることがあげられます。

普通に考えればテストの前日であれば、勉強することが最優先ですが、失敗の言い訳を作る為にハンデを背負うような行動に出るのです。




僕は先週バレーボールの大会に出場して来ました。

その大会の1週間前から「足がつってしまうかもしれない」という不安がありました。

というのも学生時代の試合中、足がつってしまったことがあり、その怖さから「もしかしたら次の大会も足がつってしまうかもしれない」と考えてしまっていました。



ですがその学生時代の試合というのはもう10年くらい前の話。


今の自分は体を動かす感覚を大事にしているし、トレーニングもしている。

だからそう簡単に足がつることは無いでしょう。

でも「足がつってしまうかも」という不安をずっと抱えていました。




大会が終わってメンタルコーチの方を話としていると、「それはセルフハンディキャッピングなんじゃないか」という話が出て来ました。


本来であれば、試合中のプレーとして、今持てる力を精一杯出し切りベストを尽くせばいいだけの話。

大きな大会でプレー出来る喜びに感謝をし、楽しめばいいだけの話。




でも自分でハンデを背負うような考えを持ってしまう。

現実では何も起きていないのに。

足がつる前兆なんて一切ないのに。



自分の中で勝手にハンデ・弱みを作り出し、失敗した時の言い訳にしようとしている。

言い訳にするということは、周りの人に対して言い訳をするということ。



つまりは自分が大会を楽しむ為にプレーしていたのではなく、周りの人に良く見て欲しいが為にプレーしていたのだということに気づけました。



これは意識的ではなく、無意識に行っていることでした。

自分の為に大会に出場するのであれば、ただただ楽しんでプレーすればいい。



でも「足がつってしまうかもしれない」ということを想像してしまい、そのせいでプレーが失敗した時の言い訳を考えているということは、自分ではない他の誰かの為にプレーしていたんだと思いました。



自分の中で言い訳が浮かんでくるということは、本当は自分がやりたいこと・好きなことじゃないことをやっている可能性が高いということ。



行動している中で上手くいかないことがあった時に、いざとなったら他人に言い訳することを考えているからこそ、自分軸ではなく他人軸で生きていることになる。



だからこそ、自分がチャレンジしたいことにチャレンジする。

他人に良く見られたいが為にチャレンジするのではなく、自分の心がワクワクするからチャレンジする。



言い訳をせず、自分がどんな不利な状況にあっても今出来るベストを尽くす。

常に被害者のポジションで生きていれば楽かもしれないが、それでは自分主役の自分の人生を歩むことは出来ない。



だから被害者ずらをせず、自分の人生を歩む。

自分の人生を楽しんで生きる。

その為に自分の心の感覚を信じて進んでいくことを大事にしていきたいと思います。

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