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「サッカーは生き物」


島原フェスを通して、そう感じた。
帰りのバスの中でふと思ったことをつらつらと書いてみました。
どうか最後までお付き合いください、

みんな上手だけど、やっぱり隙はある。
ひとりひとりストロングがあって、お互いがその武器のぶつけ合い。熱い。見応えがある。

私は今回、試合に出る立場、ベンチから見る立場、副審の立場、高いところから見る立場と、さまざまな面でサッカーを見た。

新潟医療福祉は全員気迫あふれるプレーで相手を魅了したし、立命館はポゼッションで敵を剥がしまくっていた。
立正大はコンスタントに個々の勝負で相手を上回っていたし、関西大は一見パッとしないように見えて相手の間にパスをどんどん差し込んでいた。

みんなどのチームのキーパーもビルドアップが上手い。

逆にキーパーがボールを繋げないと試合が落ち着かないし、攻撃が完成しない。
フィールドだけでなくキーパーも上手でなければ勝てないレベルの試合が毎試合続けてみれたのは本当に収穫だった。

「サッカーは生き物」
それは、最終日の桃山戦で感じたこと

試合時間90分の中で、たくさんの攻防が繰り返されている。
コートの中の22人以外にもベンチにいるチームメイト、スタッフ、観客までたくさんの感情が目まぐるしく移り変わってゆく。

試合の入りで失点すれば、一方は喜び、もう一方は怒っていた。
立て続けに失点すれば、一方は余裕が出て、もう一方は失望していた。

〜ハーフタイムを挟み〜現在0-2

(相手はメンバーを大きく変えて余裕モード)
後半の入りでこちらが一点を返す1-2
    相手に動揺が生まれる
立て続けに得点し、あっという間に2-2
向こうのベンチが自然と怒り出す。
相手は完全に落ち着きを失った。

このまま10分ほどこちらの流れで選手は負けていた時と打って変わって活き活きしていた。それは釣り上げられたの魚のように。ピチピチ

この流れで3点目が取れたらベスト、逆転勝利!のはずが決めれず、いつのまにか相手の流れに

サッカーは決まってチャンスのあとにピンチがやってくる

セットプレーから相手の追加点で2-3
再び桃山に息が戻る。
しかし、ここで失点しても前半ほど落ちないのがサッカーの不思議なところ。

こちらはまだ巻き返せると信じて疑わない。
福大は幾度となく前線にボールを集め、攻撃の手を緩めない。
先ほどよりもチャンスをたくさん作り、同点に追いつく。3-3

終盤、
どちらが勝ってもおかしくない、そんな雰囲気に包まれる。
みんなが一つのボールに集中して、視線を送る。
絶対に勝ちたいという気持ちがぶつかり合う最高の瞬間。

この瞬間は、サッカーの醍醐味だと思うし、何歳になっても冷めやまない興奮がある。

その後どちらにもゴールはうまれず、3-3の引き分け。
お互いに勝ちきれたなという感触が残るが負けてないという不思議な感覚。

あぁ、なんて素晴らしいんだ。
サッカーは魅力がいっぱい。

そんな当たり前なことを特別に感じれた1週間でした。

サッカーには夢がある。

橋口欧介

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