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マーケティングにおいて一次情報が大事なワケとコツ

下書きしたまま1年近く放置していました(汗)が、「一次情報を得ること」について自分の周りで話題になることが増えてきたので、自分が一次情報を大事にしているワケ、そしてコツについて整理しました。

取引先から仕入れる情報や各種メディアで見る情報、セミナーやイベントで聞く情報、Twitterから流れてくる情報など、多種多様な情報が溢れる中で、マーケターとして(というかビジネスパーソンとしても、1人の人間としても)必要なスキルだと思っています。

一次情報と二次情報

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情報はその情報源によって大きく二分されます。(それはマーケティング領域に限ったことではなく一般的な話)

一次情報:自分が実際に目で見て体験して得た情報

二次情報:他者を通じて得られた情報

※情報ソースが不明な情報を三次情報と分類することも

前述のとおり情報が溢れる現代では、二次情報が得やすくなったものの、メディアやセミナー等で扱われる情報は(当然ながらページビューや集客もビジネスの一部なので)キャッチーな内容に偏りがちであったり、場合によっては結論ありきの調査結果だったりもするように感じます。

もちろん非常に役立つ二次情報もありますが、情報の受け手に判断力がないと、再現性がない成功事例を信じて失敗に終わったり、情報を誤って解釈してしまうリスクが高まってきていると思います。

一方で、一次情報は自分で実際に体験した結果が中心になるので疑う余地が小さく、納得感のある情報だと言えます。シンプルにそれが一次情報が大事だと考える理由です。

二次情報をいかに一次情報に昇華させるか

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ただ、全てのことを自分で経験するのはもちろん不可能に近いため、二次情報を取捨選択しながら一次情報に近い状態に昇華させることが重要だと考えます。

以下が二次情報に対して自分が実践しているアプローチです。

・まずは疑う(発信者の都合のいい条件や解釈になっていないか)
事実推測解釈をわけて整理
・一番詳しい人に壁打ちさせてもらい、できるだけ一次情報に近づける
・スモールサイズでもいいので、自分で実際に体験・実行してみる

特に最後の体験・実行が重要で、「予算がないから自分(自社)には無理だ」とか「自社だと実行するまでの承認フローを考えると実現性がない」と考えたところで終わってしまうのはもったいないと思います。

二次情報で学んだ内容よりも範囲や規模は小さくなっても、まずは実際にやってみて、その後の拡張性・再現性につなげていくことは十分できるはず。

ちなみに以前のnoteでも触れましたが、「70:20:10の法則」というものがあります。人は読んだことの10%しか覚えてないが、他者との関係や実際に体験したことの90%は忘れない、というものです。百聞は一見に如かず、実際に体験・実行することに勝るものはないなと。

二次情報をいかに一次情報に昇華させることができるかが、マーケターの腕の見せ所ですね。

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