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実の母親にすら「話が長い!」と言われ続けた男がボードゲーム のインストが得意になった方法とは?

はいどーもすけまるです。

どうでもいい情報かもしれませんが僕はボードゲーム が好きです。

ボドゲの良さはまた別で語るとして、今回は俯瞰と要約の重要性について。

相手とのコミュニケーションにも使えるのでぜひ最後までご覧ください。

※インスト=ボードゲーム においてプレイヤーにルールを説明すること

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▼話が長い人はルール説明が苦手

ルール説明と聞くと、結構単純なことと思われがちだが、実はかなりのスキルが必要。

なぜなら、何も知らない人に口頭のみで概要を伝えなければならないから。

これは実は日常の会話において、話が長い人が最も苦手とすることの一つ。

「あいつの言ってることよくわからん」となる原因は与える情報が多すぎたり、取捨選択ができていないから。

かくいう僕も、幼少期から今でも言われることがある。

説明書という便利なものがあるが、それをそのまま読んで伝わるなら苦労はない。

説明書とは、もれなく、隙間なくを重視して作られているので内容の理解は2の次。

その結果、読み手の理解度により様々な問題が発生する。

▼読み手の理解度により発生する2つの問題

まず一つ目は時間がかかること。

単純に1回読んだらわかる人と、3回4回と繰り返す人がいる。

文章を読み、自分なりに解釈するまでにかかる時間はそれぞれ違うし、気になる点も違う。

するともう一つの問題である誤解が生まれる

同じ説明書を読んでもそれぞれが間違った理解をしてしまい、実際のプレイに影響が出てしまう。

だから説明書をそのまま読んでも意味がなく、きちんとルール説明をする時には、全員が“同じ理解度に達する“ように、“必要な情報のみ“を提供しなければならない。

つまり、説明する側は誰よりもその内容を熟知する必要がある

ざっくり流れをまとめると

①内容を読んで、熟知する。
②精査した情報のみを伝える。
③理解度に合わせた質疑応答

基本的にこの3つができないとルール説明が成立しないのだ。

▼話が長い人は説明に向いてる?!

ここで先ほどは話が長い人がルール説明が苦手だとお伝えしたが、実はとあるパターンでのみ、その才能が発揮される。

それは全解説である。

全解説という言葉があるかは分からないが、要するにやることを1から10まで全て一切の抜けがないように説明すること。

これなら理解度が0の人でも、必ず100%になる。

ジャンケンで説明すると

「このゲームはまず手を使って行うもので、お互いに見えやすいところまで腕を持ち上げる所から始まる。そして掛け声と共にそれぞれの指を折りたたむ数で3種類の形を作る。その3種類の形にはそれぞれ有利不利が存在し、その形を比べることで勝敗が決定する。この時掛け声に合わせて形を作るタイミングは全く同時である必要がある。もしこのタイミングがずれると後出しという不正となり、やり直しと……」

みたいな感じである。

一見長くて周りくどいように思えるが、必要な場面も多々ある。

例えば、携帯電話の機種変更したときにされる重要事項説明など。

これが機種変更のたびに全解説される理由は、抜けがあった時、どちらかに大きな損害が生じてしまうから。

それを避けるために説明書以上の説明、抜けなく、もれなく、理解度MAXを目指すという訳だ。(もちろん後のクレーム回避という携帯会社側の思惑もあるが…。)

ただこれは日常生活では面倒でしかなく、かなり限定した状況。

結局話が長いことがいい場面はほとんどない。

だから話が長い人はやるべきことがある。

それは目次をマスターすること

▼目次をマスターするとは?

先ほどルール説明を成立させる流れをお伝えしたが、あれはあくまで理想的なものであり、実際はそんなにうまくいかない。

先ほどの内容↓
①内容を読んで、熟知する。
②精査した情報のみを伝える。
③理解度に合わせた質疑応答

だから3つ目の項目である質疑応答にのみ重点を置く。

理由は単純に、説明が抜けていてもバラバラの理解度を統一できるからである。

共通の疑問は言わずもがな、誰も疑問に思わないことは説明しなくても問題ない。

もちろんプレイに支障が出たときには修正の必要があるが、先程の重要事項説明でもない限り、やり直しは効くはず。

ただ必ず準備が必要なのが、どんな質問が来ても大丈夫なように説明書のどこに何が書いてあるかを覚えておくこと

これが目次のマスターの意味である。

▼僕がボードゲーム のインストする時の手順

タイトルにもあるように、僕は話は長いが、説明書を読むのはわりと短い。

いや、あえて短くしているのである。

短くすることで、多すぎる情報をインプットせずに済み、それをざっくりした理解で留めておくことで、臨機応変に対応できるようになった。

将棋という複雑なゲームの解説書があったとしても、「交互にコマを動かして、王将または玉将を取ったら勝ちのテーブルゲーム」ぐらいにしておく。

コマの動かし方や、成りなどの詳しい説明は、実際に動かしながらやる方が絶対に分かりやすい。

そして話が長い僕のインストの手順は次のようになる。

①説明書をざっくり読む→俯瞰で見る
②どんなゲームか簡単にまとめる→要約する
③目次のページを開いておく→要点を抑える
④まとめた内容を説明した後に質疑応答→理解度の調整

これだけで同じ日本人であれば8割は伝わる。

あとは実戦で2割を調節すればいいのだ。

ちなみに横の太字は、プレゼンやコミュニケーションでも使えるように一般化したもの。

①資料や情報の全てを丸暗記するのではなく、②概要を分かりやすい言葉に置き換えておいて、③伝えたいポイントを抑えておく。④そして会議当日に結論から話し、質問に即座に的確に答える。

結論、話が長い人は、過度な情報を頭にインプットせず、アウトプット時に焦らないように準備しておけばいいだけ。

つまり①と②がかなり大事。

あともう一つ気をつけるなら、想いに呑まれないこと。

ゲームなら面白い所、プレゼンなら伝えたいポイントなどはあなたの想いであって相手が知りたい情報とは限らない。

そういった意味でも、最初に俯瞰で捉えるべきである。

これができるようになってからは、ボードゲーム のインスト時間が半分になった。

ぜひ実践してみてほしいと思う。

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最後までお読み頂きありがとうございます。

ボードゲーム 楽しいのでまたその記事も書きます。

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