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映画『蛇にピアス』ARTで合法レイプ

あらすじ

日常に現実感を持てず苛立ちを覚えていた19歳の女性。ある日、彼女は渋谷で顔中にピアスを施し、蛇のように割れた舌を持つ男と出会う。そして、その男とつき合いながら、彼の紹介で知り合った彫師とも関係を持つ。やがて彼女も体にピアスや刺青を施し、その痛みと快楽に身をゆだねていく。

監督:蜷川幸雄
キャスト:吉高由里子、井浦新


吉高由里子の濡れ場が観れる貴重な邦画。

それもかなりハードな性加害的描写を楽しむことができる。

蜷川さんには悪いけど、正直僕はこの作品を自慰行為をするためのAVとして利用している。

新人で抜擢され、性的な演技にまったく自信がなかった吉高由里子は、濡れ場の撮影に挑む際に、相手役の俳優に「実際に挿入してください」と頼んだらしい。

このエピソードの真偽はわからないけど、蜷川さんの演出がそこまで彼女を追い込んだ結果であるとしたら、これは新人女優が受けた性加害の記録映像でもある。

でも誰もそんな事は言わない。

屑エロな僕にとってはありがたいことなので別にいいんだけど、みんな蜷川さんのセンスや人間性を疑うのが怖いのだろうか?

蜷川さんだってただのオッサン。

人並みにエロいだろうし、ヘタしたら変態かもしれない。

園子温監督の前例がある事を考えれば、いつか落ち目になった吉高由里子が「あれは性加害でした」と言う日が来るかもわからない。

その場の空気やノリは権力者が作るもの。

大物の演出家である蜷川さんに評価される恩恵は大きい。

恩恵が大きい反面、蜷川さんに評価されなかったり、嫌われてしまった時のリスクも大きくなる。

女性はそういった環境に身を置いた時、恩恵とリスクを天秤にかけ、空気やノリを優先して自分を殺す。

内心は理不尽だと思っても、その気持ちをほとんど表に出さずに、楽しんだふり、喜んだふりをして他人や集団に奉仕する。

そしてその演技は秀逸だ。 

馬鹿な男性はまったく気づかず、自分たちの関係は良好だと、演技でしかない女性たちの態度を合意と捉えてしまう。

毎回こんな邪推ばかり言っている僕はこの先に訪れるホワイト化社会では生きていけないだろう。

でも自分の闇を全部さらけ出さないと気が済まない性分が暴れて、どうしても書きたくなってしまう。

自分の闇は一切明かさずに、他人の事ばかりごちゃごちゃ語りたがる人たちに向けて

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