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よわなよわない

2022/06/18(土) #39:hiko

今日は高校の同級生と遊ぶ日。
1度登場したことがある、asds、絵師、クールの4人グループだ。
LINEの名前は「よわなよわない」
何故かわからないけどそういう名前。
だからここでもそう呼ぶことにする。

スケジュールは1ヶ月まえから決まっていたが、どこで何をするかはひとつも決まっていなかった。
決まったのは前日。
場所は浅草。ランチを食べることが決まった。
夜中の1時に。

しかし都合よく眠りにつけるわけでもなく、朝の4時頃までアニメ『幼女戦記』を観ていた。

そのせいで、目が覚めたのは10:30。シャワーを浴びて駅までチャリを漕ぎ、電車で向かうには全然足りない。
12:00集合のところを12:30にしてもらった。

優しい。

想定外なことに、俺が使ったつくばエクスプレスの駅から雷門までは少し距離があった。
結局合流したのは12:54とか。
それなのに一言もお咎めがない。

ほんと優しい。
よわなよわないでは誰がどれだけ遅刻しても許せる。

asdaと絵師が事前にお店を調べていてくれて、その中からひとつ選べと言われた。俺とクールが。

クール「これでいいんじゃね?」
俺「これってどういう料理?」
クール「わかんないから食べよう」
俺「いいね」

10秒もかからなかった。
男ってのはこんなもん。
これまた書いたかわかんないので追記すると、クールは男、asdaと絵師は女だ。
ちなみに俺は男。

先導する形で進んでいく。
間違えたら良くないけど、マップを開きながら歩くのも窮屈な感じがして嫌だ。
幸い遠くも複雑でもないので、大体の当たりをつけて覚えておく。
話しながら覚えた角で曲がってるうちに、もうお店の前に着いた。

お店の名前は「ストロバヤ」。
ロシア料理のお店だ。
まじで食べたことない。

名前は聞いたことあるけどね。
ボルシチとかピロシキとかラザニアとかテリーヌとか。
ほらね。ロシア料理のセミプロとも言える。
あとは食べるだけ。

食レポは苦手なので簡潔に申し上げると、うまかった。
何がどうとかは聞かないでね。

まずはサラダが出てきて、次にスープ、ピロシキ、デザート、ドリンクという順で出てきた。多分。

サラダはドレッシングが美味しかったけど、野菜が何か苦かったな。
スープはたしかボルシチってやつだった。うまかった。
ピロシキ?は揚げパンの中にひき肉がぎっしり詰まっているイメージ。ボリュームも味もすごく良かった。
デザートはかぼちゃのプリン。男女でなぜか違っていて、女子はグレープフルーツのプリンだった。
ドリンクはジャム入りの紅茶とウィンナーコーヒーから選べた。コーヒーにした。うまかった。

食レポ終了。
今後は言語化できない食レポはしないように心がけます。

食べながら、16personalitiesの話をした。
みんなやったことあるらしい。

どれだった?って聞くと、どれだと思う?って。
ウザ笑、って思ったけど、確かにこれはやっとくべきかもな。年齢とは違って。
相手が自分をどう思ってるのかが分かるからね。

面白かったのは4人全員の分類がバラバラだったこと。
タイプは違うのは普通だけど、たまたま4人で仲良くて、分類がみんな違うなんてことある?
しかも、俺とasdsは相性最悪だった。
おもしろい。

そんなこんなで食べ終わり、なんとなく浅草寺へ。

何の目的もなくブラブラ歩く。
久しぶりの浅草。3年ぶりくらい。
参道の出店も目新しいものがちらほら。
気になる店も多かった。

本気でデートしようとしたら浅草に行こう。
そんな予定ないけど。

2時間ほど経って、asdsが離脱した。
3人になって、何をしようかと頭を捻る。

すると絵師が「ギャラリーに行きたい」と言ってくれた。

ギャラリー、??
聞き馴染みのない言葉に反応が鈍くなる。

個展のことらしい。
めっちゃ行きたい。
知らない人だったけど、個展に行くっていう経験をしてみたかった。

行ってみた感想、わからなかった。
絵師に見方を教えてもらうまでは。
やっぱりすごいな。

ジブリに興味を持ち始めて、三鷹にあるジブリ美術館に行こうとして、ジブリ好きの先輩と一緒に行ったことを思い出した。
先輩がいたからめっちゃ楽しかった。

それと一緒で、絵師がいたから楽しくなった。
ギャラリーいいね。また行きたい。

ギャラリーをでても、思ったより時間が進んでいない。
それでも倍の時間分の経験をした。

この歳で遊んでると、飲むか飲まないかっていう暗黙の探り合いが行われる。
俺はまだ帰りたくなかったので、とりあえずホッピー通りへ向かおうと提案する。

結局3人で飲むことになった。やったね。
ホッピー通りで飲んだことなかったし、嬉しい。
1杯目はホッピーを。案外好きだった。
ビールの苦味と深みをなくした感じ。
シャンディガフの甘味をなくした感じ。
そんな感じだった。

浅草発祥らしい、電気ブランも飲んだ。
うまかった。
ショット界隈では1番飲みやすい。
宅飲みで欲しいな。

みんな2杯ずつくらい飲んで、みんな同じくらい酔っ払って、いい感じの時に解散する。

かと思ったら、絵師とカラオケに行くことになった。
クールを連れていこうとしたが、カラオケが嫌いなので仕方がない。

お店に電話する。
「2人で入れますか?」
「お時間は?」
「フリータイムで」
「23時からになります」

時刻は20:30。適当に時間をつぶして入ることにした。

安くタバコが吸えるところに行ってみると、21:30からしか入れないと言われた。
ちょっと待ってもらって、絵師と相談する。

「待ちます」
って言ったら、
「ちょうど空きが出たのですぐ入れます」
だって。
なんて都合がいいんだ。

2時間ほど2人で飲んで、ちょーっとだけ体調が悪くなった。
お酒もあるんだけど、何より冷房が直撃してたから。
寒すぎた。

お店を出る。一言目は「あったかい」だった。

体温もちょうどよく、お酒もいい感じに入って、変なことを言った。

「手繋いでいい?」

ほどなくして、大きさの合わない手が2つ重なる。
女の子の手は小さくてやわらかい。

勘違いしないでほしいのは、友だちだということ。
友だちでも手繋いでいいじゃん。
そうじゃないならそれでいいよ。

どきどきはしなかった。
むしろいつもよりも鼓動が落ち着いてる。
あぁ、幸せになってくれ。


カラオケに到着。
絵師は歌が上手い。綺麗な声をしてる。
ずっと聴いていられた。

採点をつけると歌唱区間?みたいなのが出て、終わりを気にしてしまうけど、今日はほとんど見なかった。


一日を振り返る。
ずっと楽しかった。
ずっと心穏やかだった。

また遊びたい。
まだまだ色んな遊びができる。
そもそも遊びじゃなくてもいい。
ただ集まるだけでいい。

そこに、よわなよわないウメッシュがあったりして。

By hiko

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