ジャック・オッフェンバック『天国と地獄』
2022/09/24(土) #137:hiko
はじめに言っておこう。
タイトルのジャック・オッフェンバックには全くといっていいほど意味がない。
それだけ確認したら、今回の日記をご覧あれ。
昨日のsukeの日記を読んだらわかる通り、って言っても俺の方が先に書いてるけど、昨日は地元の友達と出かけた。
いつもなら同じことを書かないようにしてるけど、逆に今回は同じことを書いてみようと思う。
その方が俺とsukeが見てるものの違いがわかりやすいじゃん?
というわけで昨日の朝から。
前回の日記にあったように、ネッ友と夜遅くに話していたことと、夏休みの睡眠習慣を引きずっているせいで、朝4時まで起きてしまっていた。
集合時間は9時。
気合いで起きて8時30分。
シャワーを浴びたら間に合わない。
俺は泣く泣くシャワーを浴びた。
うそ、なんにも気にしていない。
遅刻常習犯揃いの我々にとって、集合時間はあってないようなもの。
一応急いで風呂を出たら9時ぴったり。
LINEを確認すると、案の定まだまだゆとりがあった。
優雅に朝ごはんを食べて、煙草も吸って、うんこする時間もあった。
手を洗ってすぐに家を出た。
このとき既に9:30。
親に車を借りて、徒歩30秒のYTの家、suke、KNを順に巡り拾っていく。
近くのセブンイレブンでそれぞれ朝ごはんや飲み物の調達、保険の登録を済ます。
時刻は10:00。
セブンを後にして今回の目的地へ向かった。
目的地までは俺が運転したら、2回間違えた。
Googleマップのナビは難しい。
それと、渋滞が酷かった。
ブレーキを踏んでは離してってやっているうちに足が疲れてくる。
いつまで続くのかわからず、遅々として進まず、この足のコントロールをしなければいけない。
車は渋滞が1番疲れる。
しかし、友達といればそれもかなり軽減される。
渋滞の車は話すしかやることないけど、話していれば楽しいから。
これが例えば女の子がいたりしたら、気を使っちゃって変な感じになる。
会話するの下手だし。
なにも気にしなくていいし、だからこそ楽しく話せるからとても良い。
久しぶりの男だけの遊びだった。
目的地に到着。
場所は千葉県南房総、館山にある『浜焼き屋』というお店。
読んで字の通り、浜焼きができるお店だ。
8月の頭の日記『2022年初めての夏』で訪れた場所だった。
あのときも男だけだったなぁ。
祝日で3連休のはじめということもあり、すごい混み具合。
整理券を発行すると、なんと2時間待ち。
台風が来てたからって甘く見てた。。
やることもないので、車に戻って作戦会議。
近くに岡本桟橋という有名な桟橋があるらしくて、とりあえず向かってみた。
そしたら、超想定外。
1時間も過ぎていた。
俺は桟橋に行くのは初めてで、そもそも桟橋がなにかすら知らなかったから、好奇心が掻き立てられて桟橋の上を歩いていった。
とはいってもただの桟橋だから、ものの数分で飽きてしまう。
写真を撮って、景色を眺めて戻ると思ってた。
なのに、1時間も過ぎていた。
sukeとYTがずーーーっとカニを探してるんだもん。
桟橋を形成するアスファルトの割れ目とか、壁とか至る所を探してた。すごい姿勢で。
それが見出し画像なわけだが。
手の先の緑になってるところはもう海だよ。
さながらクラウチングスタートのように探す姿に、思わず運動会の代表曲、ジャック・オッフェンバックの『天国と地獄』を流したくなった。
ちなみに久しぶりに聴いたけどめちゃくちゃいい曲だった。ちなみすぎたか。
彼らのすごいのは、1時間もカニを探していたことだけじゃなくて、台風による大雨のなか傘もささずにしていたこと。
信じられん。
こいつらを見てるだけで1時間があっという間だったことも。
さすがに車に戻ろうとして歩いていると、入口付近に何かのタイルのようなものを見つけた。
よく見ると文字が書いてある。
読んでみると、俺の大学のサークルのものだった。
びっくりして写真撮っちゃった。載せないけど。
車に戻って雨に濡れた頭を拭いたり煙草を吸ったりしていると、『浜焼き屋』さんから電話がかかってきた。
順番が近づいているとのこと。
真っ直ぐに向かう。運転はKN。
途中、細い路地を通ることになり、対向車が来ないようにクラクションを何度か鳴らす。
俺は1年半の運転人生のなかでクラクションを鳴らしたことがない。
必要なときに鳴らせるように、1発鳴らしておいた。
お店に着いてしばらくすると、番号が呼ばれた。
俺たちの出番だ。
1人あたり約3000円で90分の食べ放題。
浜焼きの種類が豊富で刺身も用意されており、酢飯もあるので海鮮丼としても楽しめる。
海鮮以外にもネギまやつくね、極太ソーセージにいくつかの野菜もある。
目玉のホタテや牡蠣などは身が大きくて高クオリティの満足度。
バイキング形式だから自分のペースでどんどん食べられる。
牡蠣とかノンストップで焼き続けた。
多分だけど誇張なしに10個以上は食べたと思う。
何個食べても最後まで美味かった。
さて、なんでこんな食レポみたいなことをしているかというと。ここが大事。
前回来た時はこんなにたくさんの牡蠣を食べられなかった。
というのも、牡蠣の殻が閉じたままだったからだ。
開く道具はないし、中が見えないので焼き加減もわからない。
正直にいえば心残りだった。
しかし、今回は殻が開いていて、かなり食べやすくかつ美味しく焼けるようになっていたのだ。
牡蠣を取りに行ったときに『浜焼き屋』経験者のKNにこのことを話したら、仕込みをしているおっちゃんが話しかけてくれた。
俺 「KN、前は牡蠣って開いてたっけ?」
おっちゃん 「いやぁ、前はやってないよ〜」
俺 「ですよね!食べやすくなってるしめちゃめちゃ美味しそう。これからシーズンだしこうなってるんですか?」
おっちゃん 「いやぁ今だけだよ〜」
俺 「そうなんですね!ありがとうございます!」
おっちゃん 「いいよぉ、いっぱい食べてねぇ。」
俺 「はい!いっぱい食べます!!」
もうね、、、おっちゃんが大好きになった。
おっちゃんが大好きだから、ここで少しでも宣伝になったらいいなと思って頑張って書きました。
URLも貼っておく。
あと、俺は美味く牡蠣を焼き上げることに全力を尽くした。
これがまじで本当に美味かったから、みんなも是非行ってみてほしい。
ほんと、人が温かいのがいちばん幸福かもな。
地方最高。
その後、雨の中寄り道してゆっくり帰った。
観光日記じゃないから俺は省く。
帰りに自力クイズ大会を開催した。
既に持っている知識のみを使って各々問題を出し、誤答させた数と、人の問題に正解した数を勝負する大会。
即興にしては良いレギュレーションだったと思う。
おかげだとは思ってないけど、かなり楽しかった。
飲み会とかでもおすすめ。
俺たちの遊びはまだまだ新しくなっていく。
地元に着いて精算する。
車を置いて飲もうか、という話が出たが、それぞれ次の日に用事があって大人しく解散した。
次の日、俺はゼミがあった。
寝る前に用意しようとしたけど、結局何もできなかった。
仮病で休んだ。オンラインなのに。
これだったら飲みにも行けたし、ゼミのせいで断った墓参りにも行けた。
疲れて体が重いのを自分への言い訳にできるから少しだけ耐えたけど、さすがに情けなくなった。
たったの1日で俺の感情は、まさに天国から地獄への急転直下を演じていた。
By hiko
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