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独立したい。親元からでもあり、この国からでもあり、地球からでもある。
ただ、実家は居心地がいい。ご飯が美味しい。この点のみにおいて、というのは過言であるが、諸々の要因から私は実家から独立することを先延ばしにしている。
一人暮らしということに、ユートピア的幻想を抱いているのである。この幻想は実際にしてみれば、失われるのであろう。一人暮らしをしている輩に尋ねれば、実際大変だよ、といっていた。
したことがないことについて、妄想するのは楽しいことである。実際にしてみれば、こんなものかと失望することになるのだろうが、それでもそれをせずにいられないのは、どうしてだろうか。
時間の無駄であるが、そういうことはやめないでいたい。幻想的空想世界は、いついかなる時でも侵害されない。私が独立国家を作ったとき、憲法にてそう宣言したい。
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