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とりとめもなく平等なんぞを

自由と平等はセットだ。少なくとも僕たちはそう思っているはずだ。

けれど最近は人種や性別に依る不平等の是正を訴える運動やニュースをよく目にする。

僕たちは民主主義国家に生きている。昔からの言い方をするなら「西側」の人間だ。

そして、主に抑圧からの解放=自由を訴えるニュースは「外側」から、人種や性別に依る差別からの解放=平等を訴えるニュースは「内側」から聞こえる。

民主主義には自由も平等も含まれているはずだけど、どうしてこんなに平等が足りていないのだろう。

民主主義には平等の居場所がないのだろうか?

ないのかもしれない。

自由と平等が相反するイメージはなかなか湧かない。でも民主主義と社会主義に水と油のようなイメージを持つことは容易い。

民主主義は自由か?そうだ。

民主主義は平等か?ひとまず置いておこう。

社会主義は自由か?違うと思う。

社会主義は平等か?そうだ。

民主主義のピースに平等が含まれているかは置いておいて、社会主義が平等な社会を目指したものであることは異論がないと思う。

そして「西側」の民主主義が社会主義を拒絶している現状にも、異論がないと思う。

僕らの民主主義が社会主義を受け入れられないなら、同じように自由が平等を受け入れられないという事なのだろうか。

訴える側と訴えられる側が入れ替わることはあるだろう。

けれど、いずれにしても不平等はいつまでもあり続けるのだろうか。

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