見出し画像

コイツにしました

『憧れることをやめましょう』と大谷翔平の言葉に触発されて、冷静に車選びをやり直すことにした。
シャア専用オーリスには申し訳なかったが。
あれは整った道路で運転するのが前提であって、ちょっとやそっとのデコボコ道には耐えられそうにないと判断した。
シャクレ坂、カックン坂は間違いなく腹を擦る。
立体駐車場はその危険性が隠れるどころか、堂々と露出している。
そして段差を走る時の下から突き上げられる衝撃が耐えられない。
ローダウンはそういう危険を排除し切れない。
それらがわかってるから選択肢から外さざるを得なかった。

・排気量1500cc前後
・取り回しが楽そう
・足回りはノーマル
・視界は窮屈でない
・日産車と外車は除外
・経済的に無理させない価格
・耐久性ある車

これくらい譲れない条件に上げれば絞り込めるだろう。
どこのメーカーにするか、車種はコンパクトカーとかの類いになって行くのは必然だった。
思案の末に浮上して来たのはホンダのフィットとシャトル、トヨタのシエンタ。
さらに悩んで行く。
・車を使ってやりたいことは何か
・その車で出来るのか
どれを選んでも出来る。
さらに考え込む。
価格、状態、相場などなど…
そして目星が付いて、いざ…となる。
キャンセル待ちになったのが1台目だったが、成約してしまって撃沈。
色良い返事が来なくて諦めたのが2台目。
そして運命の3台目で商談成立となって、絶賛乗り回し中。

ホンダ シャトル ハイブリッドX に決定。

価格と走行距離は掘り出し物も良いところ。
そこからいくら値切れるかのところ、先方の予想に反するどころか、普通の客はしないだろう要望をしてみた。
『ここ…直せる?』
『ええ、出来ますとも』
『買います』と言う前にこれを繰り返して行く。
自分では直せない、高度な傷や凹みを。
値切らない代わりにそれらを直させた。
値引きと修理を交換したと言えばいいのか、現状渡しを避けた形になった。

そして、いくつか手続きを経て、いざ『納車之儀』
『年内には引き渡せますが…いつになさいますか?』と問われて、自分の予定等を照らし合わせてみる。
『25日かな…』とまとまる。
そう、クリスマスだ。
自分へのクリスマスプレゼントと言っては聞こえが良いが、一緒に乗ってくれる人がいないんだから意味がない。
いくつかの書類に署名をして、いざ出発。

『悪くない…よろしく頼むよ』と車を走らせた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?