ヤビツ峠ヒルクライム

国道246号線を厚木を通り抜けて秦野方面へと車を進めると、名古木交差点で信号待ち。
『ふ~ん...ナコキ...いや...ナガヌキ...?!?!っていうのかぁ...』と難解な地名に関心しつつ、さらに気になる地名が目につく。
『ヤビツ峠』
頭文字Dか...と。
ゲーセンでしか知らず、マンガ読んだことないけど(苦笑)
場違いな車だとはわかってはいるが、どんな道なのかという好奇心が勝った。
右折して、源実朝公御首塚はこっちなどの看板をスルーしてひたすら走る。
住宅街は上ればあっという間になくなって、ラリードライバーやら走り屋らが好みそうなクネクネ道が続く。
道路幅の狭さがさらに彼らの心をそそるんじゃなかろうか。
『やたら自転車のヒルクライマーが多いな...』と思ったら、彼らにとってもヤビツ峠は聖地らしい。
そりゃ鍛えられますわな。
名古木交差点のセブンイレブンが彼らのベースキャンプみたいなものらしくて、大層賑わっていた。
すっ飛ばそうにも自転車乗りの方々が前を走っているので、広い道に出るまでか、直線のところで追い抜くようにしてはいたが、上る人もいれば当然ながら下ってくる人もいる。
油断はならぬ状況が続くし、後ろからは煽られて、そこへきてさらにランナーまでいて、国道70号線はカオスと化していた。
なので、そんなにスピードなんぞは出せはしない。
油断してたら人身事故になる。
時々路肩へ寄せて後続車にサッサと道を譲ってのんびりと向かった。
場違いな車はまだまだローンが残っている。
粗末に乗り回してはいけないのだ(苦笑)

『まだか...?』というくらいに長く感じた。
まだかまだかと思っていると、自転車乗りの方々と登山客がたむろしている所にたどり着いた。
どうやら目的地に到着したらしい。
国民宿舎の売店はまだ開店してなかったが、近くに宿泊施設はあるらしい。
ここまでルートを通は『表ヤビツ』というらしい。
じゃぁ裏はというと、宮ケ瀬からここまでのルートを言うらしい。
ナビでルートを追ってみると行けるとわかる。
行けるには行けるが、ここまで来るのはしんどかった。
この先もしんどいのかと思うと気が乗らず。
折り返して撤収。
バスとすれ違うと冷や汗をかき、ここを走るのかと驚き、登り同様に後続車が現れれば道をどうぞどうぞと譲りの鈍足のダウンヒル。
場違いな車で走ってるんだだし、スピードが目的な訳じゃない。
とはいうものの、カーブを曲がる度に気分は味わえる。
しかし、自転車とランナーは後を絶たずに登って来るので油断は出来ない。
ぶつからぬようにとヒヤヒヤしながら下る。
そして、自転車乗りの方々のベースキャンプの名古木のセブンイレブンに到着した途端に疲れと睡魔が襲う。
パタンとシートを倒してグースカとひと寝入り。
目が覚めたらスッキリとしたので、あてもなく気の向くままに車を進めた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?