おいらの町にも　春が来た。

『おいらの町のレインボーの歌⓸』

おいらの町にも　春が来た
満開さくら　花ふぶき
猫ボス・レインボー　ごきげんだ

お引越しの連中も
遠くの町から　やって来る

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おいらの町に　やって来た
二羽のカラスが　やって来た
猫ボス・レインボーに　ごあいさつ

ちょっとやっかいな　やな予感
レインボーも　ヒゲたてる

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おいらの町は　大騒ぎ
パンツはハンガーと　飛んでった
猫ボス・レインボーの　顔の上

お供え物も　消えちゃって
お地蔵さんも　ムッとする

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おいらの町は　まかせとけ
ちゃんと教える　ルールをね
猫ボス・レインボー　向ったが

また　やられたぜ　例のもの
話しが通じぬ　カラスたち

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おいらの町を　まもるため
二羽のカラスに　挑戦状
猫ボス・レインボー　立ち上がる

熱い　心が　爆発だ
二羽のカラスも　引かぬよう

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おいらの町に　七つの子
木の上　巣から　ピーチクパー
猫ボス・レインボー　気がついた

羽根は飛び散り　毛は落ちて
道路の上で　にらみ合い

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おいらの町は　誰のもの
小さな命が　そこにある
猫ボス・レインボーは　考えた

やられっぱなしで　考えて
竹輪を二本　投げてった

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おいらの町は　みんなのもの
そこに生きてる　みんなのもの
猫ボス・レインボーは　知っていた

ちょっと　みんなと　ちがっても
ちがう理由が　あることを

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おいらの町には　いつもある
優しい人の　あったかい手
猫ボス・レインボーに　ばんそうこう

ちょっぴり　くやしく　涙ぐみ
いっぱい　うれしく　涙ぐむ

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おいらの町の　七つの子
大きくなって　空を飛ぶ
猫ボス・レインボーは　見上げてる

町の仲間も　見上げてる
夕陽にむかう　家族をね

おしまい

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