可処分所得はそう簡単に上がらないので、マネーに関する知恵は大事

一つ前の記事でセカニチさんのことを紹介しました。

著書『未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法』(出版社:ダイヤモンド社)の内容をそのままいくつかでも実践できる人は暮らしを向上させる一つの手として有効だと思います。

ただし年収の増加は、必ずしも暮らしぶりの向上を意味しているわけではない点に注意が必要です。

収入の増加がそのまま自由に使えるお金の増加を意味していないからです。

これは以前に年金の繰下げ受給の記事で触れた点です→。年金の繰下げ受給による増額は必ずしも繰下げ月数×0.7%ではない|sukako (note.com)

収入の増加とともに、税金・保険料も増えて、自由に使えるお金がそのまま増えるわけではないからです(収入から税金や保険料を差し引いた額を可処分所得といいます)。

昇進などの場合には、通常であれば収入が増えても、その責任や職務内容が昇進前と同じということはあり得ないでしょう。

このような事例をコスパで考えるのがふさわしいかどうかですが、可処分所得という点でみると疑問というケースもあるのではないでしょうか。

日本の産業界全体で見ると、この30年で収入は伸びていない一方で、税金と保険料は上がってきております。家計に占める割合で最も大きいのは、税金と保険料となってしまいました(かつては食費でした)。

ということは可処分所得(自由に使えるお金)は、増えていないどころか、減っているという状況ですらあります。

おそらく今後も日本の産業界全体では、このような傾向がそう劇的に変わることは期待できません(もちろん、潤っている業界もあります)。

そのような意味でも、マネーに関する知恵はますます重要になってくると思います。

私(sukako)もマネーに関する知恵を得るよう勤しんでおります。

未だ途上で、「〇〇すればもっといい結果になるよ」と言われるものがあるのだと思います。

記事を読んだ方から、お知恵を拝借できれば幸甚です。

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