マネー本のご紹介 その5 榊原正幸氏

マネー本の紹介記事5回目です。今回は榊原正幸さんです。

榊原さんは東北大学、青山学院大学で教授を務められたマネー評論家です。

最近の著書では、『60代を自由に生きるための誰も教えてくれなかった「お金と仕事」の話』(出版:PHP)があります→。誰も教えてくれなかった「お金と仕事」の話 | 榊原 正幸著 | 書籍 | PHP研究所

昨年(2022年)の著書『60歳までに「お金の自由」を手に入れる!』(出版:PHP)とも共通する特徴的な内容が「イヤじゃない仕事」に就くという考え方です。60歳までに「お金の自由」を手に入れる! | 榊原正幸著 | 書籍 | PHP研究所

世の中の仕事は「好きな仕事」「イヤな仕事」「イヤじゃない仕事」の3つに分類され、榊原さんはできれば「好きな仕事」がいいけれど現実には難しいので、「イヤじゃない仕事」に就こうということを勧めておられます。

「イヤじゃない仕事」に関する具体的な判定の仕方が、『60代を自由に生きるための誰も教えてくれなかった「お金と仕事」の話』においては出てきます。

これが同じ仕事内容でも、年齢とともに変わってくるという点も榊原さんご自身の体験を元に語っておられます。榊原さんの場合には、教授という仕事が「イヤじゃない仕事」であったけれども、とある時点で「イヤな仕事」となり退官されたとのこと。

長生きする人が増えてくる中で、「できるだけ長く仕事をしよう」という論調はマネー本でもよく見かけます。しかしそれが生活のために「イヤな仕事」をこなさざるを得ないというのはつらい。それが「イヤじゃない仕事」なら続けられる。そういう仕事を見つけられると、明るい未来が開ける気がします。

榊原さんは「完全FIRE」が一番良くないとも語っておられます。先ほどの生活のために「イヤな仕事」を続けざるを得ないのも困りものですが、人とのつながりを適度に保って早死にのリスクを避ける意味でも「サイドFIRE(バリスタFIRE)」が良いと。

榊原さんご自身も退官後に陥ったのが「暇だ暇だ病」(退職してやることがなく時間を持て余すのみになってしまうこと)。榊原さんは高度な知識を活かして「デイトレード」を行うようになったとのこと。それで儲かっているというのですから、これも一つの副業(ある意味本業以上かも)と言えるでしょう。

「イヤじゃない仕事」に就ければ、それだけで半分はクリアですね。人生100年時代における就労の考え方として榊原さんの著書からの学びは大きいです。




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