スカジャン禁止令
スカジャン禁止令
?と多くの方が思ったのではないでしょうか?
スカジャン禁止令とは豊臣秀吉が発令した禁教令(キリスト教布教禁止令)というような歴史的なイベントではなく、
私が会社員時代に会社から発令された
「お前はもうスカジャンを作るな」
という命令の事です。
そう、あまりにこだわりすぎて原価が高くなり
利益スカスカのスカジャンを販売したところ、
さらに追い打ちをかけるように、
あまりに、
あまりに、
あまりに
売れずに大損失をしてしまったのでした。
スカジャンはかなり特殊なアイテムです。
というのも
ヤンキーアイテム的なテレビ等の影響によるバイアスや、
パチンコ屋で出入りする”おじさん”が着る桜吹雪が舞いまくる派手な衣装、
またはコーディネートしにくいなど数々のイメージがあり、
なかなか手を出しづらいアイテムです。
むしろ着るのに勇気がいります。
少し関係ない話になりますが、
たまたまYOUTUBEで見ていたら、
池上さんという企業家の方がいらして、
その方の商材はなんとマラソンのタイムが速くなるメソッドでした。
その商材で月100万以上の売り上げているという…
池上秀志 - YouTube
※この人の起業の話、分析は面白いです。
世の中、すごいニッチな商材で勝負する人がいるな~
と感心していました。
後日、友人にその話をすると
「東京マラソンの参加者は3万8000人、全国の市民ランナーを含めた
かなりの人数おんで。」
「お前の起業商材のスカジャンの数百倍のユーザーおるわ」
と言われました。
その時はじめて、
そうかスカジャンはマラソンより
圧倒的にニーズがないのかと。
はじめてスカジャンを客観視して
あかん!
これはあかんで~!
と焦りました。
そんなスカジャンを
いかにユーザーに受けいれらるように、
また買いやすい価格、着用しても普段使いできるデザイン、
そして販路など、商売として成立されるためには
様々な要素を鑑みなければなりません。
テロンテロンでペラペラでヘナヘナな1万円前後のスカジャンが幅を利かせる中、なぜわざわざ品質を求めてスカジャンを作るのか…
その答えの第1歩は”ただ良いものを届けたいから”だけで良いと考えます。
スカジャンは難しいアイテムですが、その価値や歴史を伝えて、
少しでも受け入れられような活動をしていきたいと思います。
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