見出し画像

EV試乗、やってみせろよ日産!【リーフ】

表題は映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の台詞からフィーチャーさせていただきました。

日産のEV、リーフに一日試乗させていただき、お店の人に感想を聞かれたのですがその場ではうまく言葉にまとまらなくて、しばらくしてから頭に思い浮かんだのが日産のCMのフレーズ「やっちゃえ日産」ではなく「やってみせろよ日産」という。

なんだかすごくもったいないと感じたのです。確かに動力源を電気モーターのみとするバッテリー駆動のEVの先駆けとして新しい世界を見せてくれたと思うのですが、もっともっと良くなるはずだと感じました。

外観および内装のデザインがオーソドックス、特に同じ日産のアリアとかノートとかオーラを見せられると一気に古いデザインという感じがしてしまいます。それだけアリアをはじめとする最近の日産のデザインは新しさを感じさせる、と言うことなのですが、リーフも早急にアップデートする必要があると思いました。

そしてリーフは車格としてはCセグメント、かつてのサニーとか、カローラ、ドイツ車ではゴルフとかの大衆車の王道クラスです。もっともっと売れていい、バリエーションももっと増やすべきなのではないかと思います。

最近トヨタは今後発売するEVを発表して世間にインパクトを与えましたが、対する日産のEVに関する発表はアリアを除いて現実感の薄いモデルの印象を持ち、ちょっと残念な感じでした。

だから今こそ「やって見せろよ日産!」、もっともっとできるはず、本来電気モーターは内燃機関に比べコンパクトで搭載位置の自由度が高く、機械的な(ギヤとかロッドとかワイヤーとか)のリンケージを要しないバイ・ワイヤでコントロールするので今までの車ではあり得なかったデザインが可能になるはずなのです。それこそ「何とでもなるはずだ!」と、ガンダムのマフティー構文を思い浮かべてしまうのです。

ちょくちょくガンダムネタを差し込みましたが、最近ガンダムをよく見るようになってつくづく最近はガンダムっぽい車が多いなと感じているところです。ノートのフローティングコンソールやバイザーレスメーターディスプレイはモビルスーツのコックピットって感じがしますし、外観デザインもエッジが立った面構成がガンダムっぽくて格好いいなと感じました。

ここまで書いてきて、リーフがダメという訳ではもちろんありません。一日試乗でEVの楽しさを堪能させていただいたのですが、感じていた単純な楽しいという思いの片隅に存在したモヤモヤとした思いを整理してみたかったのです。

話が飛びますが映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」アマゾンプライムで見てめちゃくちゃ良かったのです。原作の小説はかなり昔の作品だし全く期待しないで見たのですが、絵と動きのクオリティがものすごく高く、モビルスーツの描写に凄みがあって臨場感があり、歴代ガンダムの中で最高だと思います。登場人物の描写も脇役に至るまで深みがあって、二度三度見ることで更に面白みを感じる、まさに芸術レベルの作品です。

知らない人には、全く分からないとは思いますが、

「やってみせろよマフティー!」
「何とでもなるはずだ!」
「ガンダムだと!?」

普通の作品だとありふれた台詞が、卓越した演出によって見た人に強い印象を与え上記台詞がマフティー構文と呼ばれたりします。

日産でガンダムっぽいといえばアリアになるかと思いますが(発売前からガンガンCM打ってヒーロー機っぽい)、ガンダムはたくさん出てくる時代(ファーストしかガンダムと認めない、私も昔はそう思っていましたが)、リーフももっとガンダムっぽくなって現代のヒーローに躍り出て欲しいなあ、と夢想しております。

リーフに乗ってみてほかにもたくさんの発見がありました。次回いったん別の記事を挟みますが、今後リーフに乗って自分が勉強になったことを記事にしていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?