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「開業したし、やるしかないじゃん」そんな勢いでライターになった話

なぜこの記事を書くのか?長い長い前置き

先日こんなマシュマロをいただきました。

以前emoleさんとお話しさせていただいた際も、ライターになったきっかけを話したような気が。

あのとき緊張しすぎて一体何を喋ったのか全く覚えていないのですが……(emoleさんのTikTokをフォローする、しか覚えてない)

マシュマロでは、

クラウドワークスに登録したのがそもそものきっかけです。最初は細々と商品紹介の案件をこなしていました。あるとき、長文を書かせていただく機会があり「文章を誰かに読んでもらうのって楽しい!ライターになりたい!」と決意し今に至ります。あと、もともと文字を書くのが好きだったので!

と、お答えしました。

ただもっと詳しく書いてみようかなと思い、この記事を書くに至りました。長いのですが、興味のある方はさささっとななめ読みでもしてくださればうれしいです。

「そうだ、個人事業主になろう」

本当に、勢いなんですよ。そうだ、京都へ行こう。みたいなノリと言っても過言ではありません。こんな感じ。

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さてさて、本題。

個人事業主になる前は、飲食店でパートをしていました。しかし、いろいろあって突然やめることになったんですよね。あまりにも突然のことだったので、すぐに次の職場を探さなければいけませんでした。ただ時期が時期だったのか、全然求人がなくって……。

このとき、私は娘を保育園に預けています。保育園は求職期間中でも預かってもらえるのですが、その場合は期限が決まっています。だからのんびりしている余裕もなかったんです。

そんなとき、クラウドワークスに出会います。前から知ってはいたけれど、ここで案件を受ければ結構稼げるんじゃない?と、調べまくりました。

それで私、ひらめいたんです。「そうだ、開業しよう」と。今思えば、よくそんな勢いで決断したよなって感じですが。

開業すれば個人事業主になれるので、保育園に預け続けられます。開業届の控えが就労証明になってくれるんですね。

自治体によって違うのかもしれませんが、保育士さんや園長先生、保健センターの方にも相談したらそう言われました。(保育料の査定云々とかはここでは書きません。私は開業届を出して、と言われました)

あと

「もう胃が痛くなる思いをして働くのはイヤ。せっかくなら好きなことして稼ぎたい」

「そういえばちっちゃいころ小説家になりたかった!」

と、まあこんな理由があったわけです。

勢いで開業届けを出しに行った、あの日

その日から個人事業主になるための情報をとにかく集めました。

・クラウドワークスに登録して情報を集める

・フリーランスで子供を保育園に預けている人のブログを読み漁る

・知り合いの税理士さんにアドバイスをもらう

・夫のお知り合いの方々の例を聞く

私、周囲に恵まれていたんだろうなと思います。母親は長年税理士事務所に勤めておりまして、確定申告や開業の知識が結構ありました。夫は音楽家と会社員という二足の草鞋を履いており、お知り合いには音楽で生計を立てる個人事業主が大勢います。

そうした実体験や知識をもとに、とりあえず開業届けと青色申告書を出せばいいんだなと。(詳しくはググってください、長くなるので)

そうしたら子供を保育園に預けられる!

で、2018年6月。私は勢いで開業し、個人事業主になりました。

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この時保健センターの人に「お母さん、頑張ってくださいね!」と言われたのが今でも忘れられません……。この方、娘が生まれたときからずっとお世話になっているんですが、本当に親切で丁寧なんですよ。新たな門出を祝福してくださった感じです。

※追記

開業届出せばみんな保育園に入れるわけじゃないですからね。就労実態がきちんとあることや、収入を証明しなければいけませんよ。私はその後確定申告の控えなども送付しました。

初めてのトライアル記事に10時間かけた

無名で実績もない、ぽっと出女の横山すじこに「これ書いてください!」なんて言ってくれるクライアントはいません。まずは目についた商品紹介の案件やタスクをちまちまとこなしていました。

とにかく片っ端から案件に応募しなければ収入が安定しません。しかもそれに応募したからと言って、必ず採用してもらえるわけではありませんからね。一日中応募して、返事がないまま終わったなんてことも多々ありました。

でも、ここで「返事がない~やーめたっ」なんてなりたくなかった。

「在宅で働いてるなら子供見れますよねぇ~?」なんて絶対思われたくなかったんです。「それだけ稼いでるなら、当然だよね」って言われたかった。稼ぐぞ!働くぞ!って必死でした。それに生きるためにはお金がいるし……。

そんなとき、文字単価0.3円のライフスタイルメディアライター募集案件を見つけます。今なら安いなーと感じますが、そのときはとにかく収入がほしくて。

積極採用とのことで早速応募。応募してすぐに、トライアルについてのメッセージが送られてきました。これをクリアしなければ採用してもらえません。

さて、トライアルの時点でやる気満々だった私。

指定されたお題はファッションに関するSEO記事の提出です。トライアル金額は300円だったような……安い。でも「ここで採用してもらわなくちゃ、また振り出しに戻っちゃうじゃん!」と、本気でした。

とはいえSEOライティングの知識なんてありませんから、都度調べつつ。

「SEOとはなんぞや」

「本文の書き方のコツは?」

「リード文って何」

「どうすれば人を惹きこめる?」

などなど、その場で得た知識をフル活用。まさに行き当たりばったりなライティングです。

そして、2,000文字に10時間たっぷりかけたトライアル記事を提出します。

見事採用!そこからはがむしゃらに書き続けた……

トライアルの結果は見事採用◎ありがた~いお褒めの言葉までいただき、うっきうきです。

それから長文を書く機会が増え、自分の記事が世に出回るようになります。公開された記事を見て「私の記事が誰かに読まれてる」という実感を得ます。めっちゃ楽しいじゃん、何この気持ち?

日に日に「私、Webライターになりたい」という思いが高まっていきます。もっときちんと勉強して、胸張って「私の職業は、Webライターです」と言いたくなったんです。

さて、ここから私はライフスタイルメディアやファッションメディア、恋愛メディアなどさまざまなクライアント様に応募します。そしてどんどんライターとしての実績を積み重ね、ようやく今「横山すじこ」という名前を出して執筆できるようになりました。まだまだ先輩方の足元にも及ばない、ペーペーのひよっこですけどね。

これが私のライターになった経緯。ほぼ勢いだと分かりますね。もっと「こういう夢や目標があり~計画を立てて~ライターになりました~」なんてことが書ければよかったんですが……ないです。

もちろん子供のころから文章を書くのが好きでしたし、小説家になりたいという漠然な夢もありました。でもゆくゆくは作家になれたらいいな、なんてテキトーに考えていただけです。

ちょっと待ってよ横山さん、あのプロフィールは嘘なの?

私、by themさまのプロフィールにこんな文面を登録しているんです。っていうかそれ以外のところでも大体この文章なんですけど……。

小さい頃からの夢であった「小説家になりたい」を叶えるべく産後フリーランスに転身。恋愛からホラーまで幅広い作品を手がける。また美容・占いなど女性向け記事執筆も得意。

えっ、小さいころからの夢を叶えるべくって、そんなワード一体いつ出てきた?という皆さん。

長ったらしい前置きの文章を思い出してください!

私、ひらめいたんです。「私が事業者になればいいんだ」と。今思えば、よくそんな勢いで決断したよなって感じですが。あと「もう胃が痛くなる思いをして働くのはイヤ。せっかくなら好きなことして稼ぎたい」「そういえばちっちゃいころ小説家になりたかった!」と、まあこんな理由があったわけです。

ほら、無理やり絞り出した理由の中にあるじゃないですか。「そういえばちっちゃいころ小説家になりたかった!」って文章。

たとえそれが最初の些細な理由のひとつにすぎなかったとしても、私が今もライターを続けている大きな理由になっているのです。だから、あれが動機であり、原動力であり、私を構成するものなんだなと。

実はライターを続けている中でご縁があり、アプリの専属作家として仕事をさせていただいたことがあります。そこから、もっと本気で作家を目指すぞという気持ちがますます高まりました。あれも私の、転機だったな。

まとめ

私がライターになったきっかけをまとめると……

・勢いと、小さな理由の積み重ね

・クラウドワークスでの案件受注

・長文ライティングを経験→達成感がやる気に!

だいたいこんな感じ。

参考になるかはわかりませんが、「ライターになりたいな」と思う人がいたら私はクラウドワークスをすすめます!仲介料は取られるけれど、案件量は豊富です。

過去にはプロクラウドワーカーとして1年ほど活動していました。今はクラウドワークス以外でお仕事を受注できる機会が増えたので、称号外れてしまいましたけど……。

あと登録者数が多いので良い案件だと倍率も高いですが、それでも根気よく諦めないことが大事だと思っています。ガンガン応募しましょう!トライアルを受けましょう!動かなければ始まりません。ライティング上達のコツは、とにかくたくさん書くことです!

応募しても返事がないことや、トライアルに落ちたことだって何度もあります。クライアントさんとの契約だって永遠に続くわけではありません。

それでも今日まで続けてきて、一応夫の扶養を外れるくらい稼いでいます。それはすべて根気よく続けてきたからだと、私は感じています!

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