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そして、かれらはやって来た。

さっそくField of Dreams Gameの記事が共同通信から配信されてました。
この記事を見て真っ先に感じたのは、やっぱり「懐かしさ」でした。

FOD日米記事1

いまも脳裏に残るDREAM FIELD。口幅ったいようですが、この球場はその面影とかさなるのですね。

1996年の5月11日に、映画の舞台となった(つまり今回のゲームが行われた球場のある)アイオワのダイヤーズビルから、映画にも出演したエキストラたちで結成された『ゴースト・プレイヤーズ』が、ぼくたちの手づくり球場DREAM FIELDを訪れていました。

FOD日米記事2

(中国新聞 1996.5.12)

ケビン・コスナーがメジャーリーガーたちをダイヤモンドの前で迎えたシーンでは、あの日のことが頭をよぎりました。
そして彼らが口々にかけてくれた言葉を憶い出していました。

「グッド・ジョブ!」
彼らは口々にそう声をかけてくれたものでした。

それまで野球場をつくるという遊びをはじめてしまった自分の気持ち、球場ができたことの意味をはかりかねていたようなところがあったぼくのモヤモヤを、そのことばは一気に払ってくれたものです。

「いい遊びをしたじゃないか」
そう受け取って、ぼくは目頭を熱くしたものです。

はじめての邂逅。しかも他国の人間にいきなりハートを鷲掴みにされてしまったわけですが、いま思えばそんな交流は「ベースボール」という共通言語のなせるワザだったのでしょう。

あのとき頂戴したおことば。今度はそのままアイオワの空にお返ししましょう。

MLBに FOXに、そして関係各位に…
映画が描いてみせた「天国」を現実の世界に出現させた営為に感嘆するとともに、大いなる賛辞を込めて。

「グッド・ジョブ!」



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