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2月20日(日)

7時前起床。今日も雪もようの寒い日。

朝、スピリチャル万葉集の原稿推敲。
調べることがあってネットで検索していたら、折口信夫に万葉集の解釈本があることを思い出した。さっそく参考に購入しようと思ったが、たぶんこれを読んだら作業のつづきをする意欲は無くなってしまうだろう。そう踏んで棚上げした。

将棋NHK杯は佐藤康光、深浦康市両九段の対戦。序盤から佐藤九段が奇抜で巧妙な差し回しで主導権を握ったように見えたが、深浦九段の応手が冴えて攻撃を封じられてしまった。今季のNHK杯、深浦九段の強さは際立っている。このまま頂点を極めそうな勢い。

昼、弟来る。1時から親父とリモート面会。昼寝を妨げられたか、すこしぼけていたようだ。
「なにか緊急の用事でもあったのか?」と。事前にスタッフから告げられていなかったようだった。
「誕生日のケーキはどうだったか」と訊いてもうれしそうな顔ひとつしない。そして、誕生日は家に帰るつもりで用意していたのだという。どうやら迎えに来なかったので、ヘソを曲げていたようだ。
正月に帰宅した際に「次は誕生日だね」そう声をかけていたのを忘れていた。本人はそのつもりで、ずっと楽しみにしていたのだろう。
こちらはコロナが拡大してまた面会不可になったのだから、とうぜん本人も弁えているだろうと勝手に思い込んでいた。たぶんスタッフにそのことをいわれても、馬耳東風。帰りたい一心だったのだろう。
励ますつもりもあって、次の帰宅のことを持ちだしたのだが、それがかえってアダになってしまったようだ。
日常生活でも行き違いは往々にしてあるが、当たり前のように家にいるものと、はからずも施設にいるものとの意識のズレを思わざるを得なかった。

そのことが少なからずわだかまりになったのか、「8月6日のバット」の推敲作業に集中できず。早々にゲラを閉じてしまった。
明日は時間を確保してやらねば。


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