06_15シロしっこ

30年もののご利益か

6時40分に出て7時5分に帰宅。
天気は曇り。少し肌寒いような陽気で、シロには快適だったかもしれない。
ウンチも2回。快便だった。

今朝はひさぴさにリードを引っ張られての散歩だった。いつものコースからちょいちょい外れて、よそ様の庭に入ろうとしたり、帰り道から逸れて回り道をしたり、「嗅ぎたい」とか「覗いてみたい」という欲求が頭をもたげたようだ。

マジで少し元気になっているようで、もしやわが気功が功を奏しているのか、なんて思ったり(笑)。

ここ最近で他に乳がん対策にはじめたことといえば、梅肉を与えるようになったことだが、それが効いているのだろうか。

この梅は30年ほど前に蜂蜜に漬けたもので、ずっと床下に置いたまま忘れていたものだ。
大きな瓶の梅の塊は、すっかり黒ずんでいて、とても食べられそうもなかった。炭化してしまったようでグロテスクそのものだった。

しかしカビているでもなく、腐臭がするわけでもない。
恐る恐る口にしてみると、これが結構イケるのだった。
どちらかというと僕好み。健康オタクが好きそうな味なのだ。梅肉エキスそのものというか。

30年前に漬けたということは、30年ものだ。そのご利益は侮れないだろう。これは効くに違いない、と今は毎日のように食べている。
その汁がまた絶品で、炭酸割りにして飲むと胃腸が生き返るのがわかるほどだ。

シロが弱ってきたのに焦った僕は、この梅肉を与えてみようと考えた。もうなんでもやってみよう、の心境だ。

ダイニングの窓を開けると、何かもらえるものと思って卑しいシロはやってきた。その鼻先に種を外した梅肉を持っていくと、クンクンと匂いを嗅ぎ、舌で舐めてみて、ぽとりと落とした。

やっぱダメかと見ていると、落ちた梅肉に舌を伸ばして、ペロリと食べてくれた。
何だ意外に好きなのかもな。

それからは毎日のように、シロにもこの梅肉を与えている。もったいないので僕は残った種をしゃぶるだけになったが。

しばらくすると、「またこれ?」みたいな顔をして、進んで食べようとはしなくなった。どうもお付き合いで食べているようで、ペロっと舐めては、ポトリと落とす。
それからイヤイヤのように呑み込むのだ。

だだ、食べた後に「もっと!」とおねだりするそぶりを見せる。
美味しくはないが、からだには良さそうだ、とでも思ってのことだろうか。

そういえばイヤイヤ食べる様子が、いかにもお薬を飲んでいるようにも見えて、シロもわかっているんじゃないかと思ったりもしているのだ。

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