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旧譜のデジタル配信のクォリティ問題について

僕は音楽好きだけど、音楽の媒体にはそれほどこだわるタイプじゃなかったりする。大学の頃から旧譜を聴き始めた関係で普通にレコードも持ってるし、その中にはいわゆるレア盤もあったりするけど、それは購入当時CD再発されてなかった音源をレコードで買ってただけ。

よっぽど好きな盤とか大きなジャケットで所有したいとか以外の理由で、CDで出ているのものをあえてレコードでも買うみたいなことはそんなにしていない。

だから昔からわりとデジタル配信も抵抗なく利用している。まぁデジタルとは言え所有欲があるからダウンロード購入だけでサブスク視聴はしてないけどね。

僕のデジタル配信利用状況

デジタル購入でメインで使ってるのはitunes。実は日本以外にアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、フィンランドの5ヶ国分のアカウントを持っている。

各国で微妙に配信状況が違ってて、それぞれの国内や地域ローカル内でしか配信してない音源が時々あったりするので、それらのダウンロード用だ。

最近は居住国以外で新規アカウントを作るの難しくなってそうだけど、昔はその辺わりと緩くて、そのときに作ったアカウントがまだ生きてる感じ。これだけ複数のアカウントを持っていると欧米圏で配信されてる音源ならたいてい買うことができる。

あとはミュージシャンから直接買うBandcampにクラブミュージック系のためのBeatport、それから何故かアマゾンとSpotifyのみで配信されててitunesで配信されてない音源の購入用にアマゾンなんかもときどき使う。

とにかく色々な曲を聴きたい欲が強いから、わりとデジタル配信を使いこなしてる方だと思う(笑)

ちなみにこれだけ色々探しても配信されてない音源については、CD→レコードの順でフィジカル盤を買う。最近の僕の音楽購入事情はそんな感じだ。

デジタル配信の問題点

ただデジタル配信にも不満はあって、その最たるものがアナログ盤おこしのまんま配信。

旧譜系の音源の配信だと一定の確率で遭遇する。思いっきりサーッとかプチッみたいなノイズが入ったまんま配信されてるやつね。

モノによってはマスターテープが見つからなくて、アナログから盤おこししなきゃいけないものがあるのも分かるんだけど、お金を取って販売する以上そこはもう少し気を遣ってクリーニングして欲しい。

少しクリーニングソフトを使うだけでもマシになるんだし、CDも含めたデジタル媒体で聴く曲でアナログノイズが入るのってやっぱり不自然だからさ。

そういう意味では、盤おこしのアナログノイズを誤魔化しきれない作品はアナログでしか復刻しないリイシューメーカーなんかはある意味潔くて好感が持てる。

もう一つ不満なのはCDからのリッピングをミスったまんま配信されてる音源。これも時々あるけど、冒頭部分が0.5秒くらい明らかに切れてるものとか、もうホントになんにもチェックしてないで機械的に曲をアップしてるんだろうなって感じだ。。。

製作者に関する愛がまったく感じられない。そんなことになるなら配信しない方がマシだと思うけど。


先日デジタルで少し古めの音源を買ったらひどい盤おこしでとてもがっかりしたので、つい書いてしまった。

これもまたデジタル化になっていろんなことが手軽になった弊害なのかな。LPの時代なんてカッティング職人がいたくらいだからね。「誰にでも簡単にできる」はいいことばかりじゃない。これもそんな事例のひとつなのかもしれない。

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