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Volca FMで出すSolid bass

先週末は少し久しぶりに朝からガジェットシンセたちを触ってた。日課のピアノ練習に加え、最近はNintendo Switchでドラクエ10オフラインを始めたこともあって、時間リソース的な意味でなかなかガジェットシンセいじりにまで手が回らないことが多いんだけど、こうやってたまにがっつりいじり倒すとやっぱりとても楽しい。

CDと同じ音

ミキサーを通して各シンセやリズムマシンから音を出すと、すべての音が合わさって一つのスピーカーから聴こえる。当たり前のことではあるんだけど、僕としては実はわりと毎回この事実に軽く感動してたりするんだよね。

この感覚は中学生の頃、はじめてバンドの真似事みたいなことをしたときの感動と同じもの。学校の音楽室ではじめて皆で演奏をあわせたとき、エレキギターとベースとドラムの音が合わさって聞こえたことに「CDの音と同じだ」と感激したのを今でもよく覚えてる。

おまけに今のマシンライブの場合、各パートは全て自分の手で演奏(打ち込み含む)してるからね。ボーカル担当で実はCDと同じ音には自分でまったく関与してなかったあの頃とは状況もかなり違う(笑)

ドラムとベースとパッドとリード、さらにはLo-Fi12でサンプリングしたSEまで、各ガジェットシンセやリズムマシンを自分で演奏しながら、延々と聴き続けられるような4小節のループを少しずつ組み上げていく作業を、すべて自室のデスク(≠デスクトップ)で完結することができるなんて、こうやってマシンライブの真似事を始める1年半前までは全く知らなかった。

たまたま楽器屋で見かけたTR-8に惹かれて始めてみた家マシンライブだけど、わりと肌にはあってたみたい。まぁもともとマシンミュージック好きだから、当たり前と言えば当たり前だけどね。でも、まぁ最初の想像以上に楽しめてる気がする。

ヤマハのSolid Bass

さて、ここでもよく書いてるように僕は往年のテクノみたいなレトロフューチャーな音色が好きだから、即興で組むループも基本的にTR-8で再現したTR-909のビートとJU-06AやJ-6なんかで鳴らすJuno系のキラキラしたシンセの音色が中心になるんだけど、ここで良い仕事をするのがヤマハDXシリーズ代わりのVolca FM2。

FMシンセが得意とする金属系の音色もさることながら、DX100のSolid Bassを再現したベースサウンドが最高なんだよね。

TB-303クローンのTD-3はベースとは名ばかり(笑)で、つまみグリグリしてピュンピュン鳴らしちゃうから、僕のデスク環境でベースパートを担当するのはこのVolca FM2。

TR909で適当に組んだキック・スネア・ハイハット・ハンドクラップの四つ打ちビートにSolid Bass音色を使った16ステップ×4小節のシンプルなベースラインを加えてBPM120で再生開始すれば、往年のマシンミュージックが簡単に出来上がり。

このチープさとシンプルさがハード主体で作るマシンサウンドの魅力。ウワモノに合わせながら適当に弾いたベースラインを加えるだけで、ビート全体の唸りがだいぶ違う。普段あまり意識してなかったけど、やっぱりベースの音って重要なのね。

テクノの場合、ベースがないパターンもわりと多いけど、個人的にはやっぱりベースの音が入ってた方が落ち着く。ベースが入ることで、リズムマシンで作る無機質なビートに灯がともるみたいな感じかな。要は気持ちいいってこと。これが何より重要だ。


そんなわけで、今日は久しぶりにガジェットシンセ関連の記事。最初にTR-8を買ったのが去年の秋だから、少しずつ機材をいじりはじめて1年と少しか。。。

まぁ遊びでやってるだけで、シンセの音の作り方とかをしっかり勉強してるわけでもない。アナログ系とかはいまだに適当にツマミいじって、「おっ、気持ちいい音が出たぞ」くらいの感じだ(笑)

でも、まぁ結局そんなもんでいいんだろうね。難しい理屈よりフィーリングで気持ちいいこと、それから自分が楽しめることが一番大事。

ずっと憧れてて、せっかく始めた自室での音楽活動。ピアノ練習と並ぶライフワーク的な趣味として、末永く続けられたらいいなと思ってる。

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