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はじめての旅行は聖地巡礼

ときどき旅人になって、彷徨い歩く粋酔でございます。ごきげんよう。

さて、本日は初めての旅行について語りたいと思います。

が、その前に、ご承知おきいただきたいことがございます。なにせ、初めての旅行の話は学生の頃の十数年以上も前の話です。記憶違いがあったりするかもしれませんがそこは大目に見てやってください。

さらに、写真はあるのですが「デジタルカメラ」というものがまだ普及していないころなのでプリントされたものしかありません。ここに掲載するにあたってはそのプリントされたものを写メでとって載せるという荒業を使ってます。画質の粗さはご容赦ください。

はじめて旅にでた目的地。それは愛媛県松山市と上浮穴郡久万町(現久万高原町)です。

さぁ、聖地巡礼とこの2つの地名でピンときたかたは私と同世代(だと思う)。行けなかったのですが、大洲市も付け加えるともうわかった人も多いのではないでしょうか。

こいつです。

この最終回を見たときに、この場所に行きたいと思ったのです。(注1)

しかし、この撮影された場所はどこで、どうやって行くのかを探し出すのか大変でした。エンドクレジットには名前が書いているがその場所はどこなのか?インターネットもようやく出てきた黎明期でググればすぐわかるというようなものではない。数少ない情報源と地図を頼りにようやく場所を特定できました。

ご存じかもしれませんが地図をご用意しました。

地図

見ての通り、これを公共交通機関で行く行程は大変でした。今なら車で行くのですが、まだ免許取り立て。さらに、バイトは土曜日もしている。月曜日はゼミだ。空いているのは日曜日だけ。公共交通機関でこの2か所を日帰りで行くのはほぼ不可能。時刻表をめくりながら、諦めるか、土曜日に休みをもらうかと追い詰められた瞬間、一つだけ方法が見つかった。

では、行程をご紹介しましょう。(すんません、時間は覚えていない)

7時頃  新幹線 新大阪→岡山
8時40分 しまかぜ3号 岡山→松山
11時頃 松山→久万
13時頃 久万→松山→梅津寺
16時48分 一度、高浜へ向かいそのあと道後温泉へ
20時頃 松山港から神戸へ(多分六甲アイランド)
6時頃 神戸着 東海道線で京都へ(大学)

今思えば道後温泉だけがかろうじて観光しているような気がする。

では、足跡を追っていきましょう

岡山駅

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乗ってきた新幹線は100系(16両)右には0系がいますね。どんなけ古い時代かわかりますか。

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瀬戸大橋線、予讃線特急しまかぜに乗り換えます。

特急しまかぜで移動

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瀬戸大橋を渡っていきます。この後、何回も瀬戸大橋を渡って四国へ行くことになりますが、この瀬戸大橋を渡っている時のワクワク感は今も同じです。

久万町

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ここで一気に飛んでしまいます。乗り換え時間が本当に少なかったんです。

松山駅で汽車をおりて、バスに乗り換えて1時間。久万町に到着です。松山駅から乗ったバスは高知行きの松山高知急行線「なんごく号」。国道33号線を延々と走っていくバスです。今は松山から高知へ行くバスは高速道路経由になったので廃止されています。

校庭にお邪魔しました。(今は絶対に入れない。ゆるくていい時代でしたね。)これですよ。最終回で見た風景。のんびり見ていたら、卒業生の方に声をかけていただきました。一期一会。いい思い出です。

梅津寺駅

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再び、バスに乗って1時間、松山市に戻り、伊予鉄に乗り換えて20分ほど。梅津寺駅です。

ここだよ。あの海の見える駅だよ。テレビで見た駅だよ。ハンカチもあるよ。(注2)(語彙力が貧相)

これをきっかけに海に近い駅をめぐるようになりました。

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今は無き梅津寺パークの裏手の海岸を堤防に上って歩いてみたりして小一時間、帰りの船に乗る前に道後温泉に行くので「松山市」方面の電車に乗るのですが、あえて、16時33分発の逆方向の電車にのって終点(隣の駅)で折り返して、道後温泉へと向かいました。

この動きは知っている人じゃないと絶対わからないと思う。

なお、この電車はまだ存在します。16時48分発の電車も存在します。驚いたことに、今も昔も同じ時刻表です。赤名リカになりきりたいかたは是非一度お試しあれ。

そのあと、道後温泉へいき、一日の疲れを落としたら、ふたたび梅津寺方面へと向かう電車に乗って、バスに乗り継ぎ、神戸行のフェーリーに乗って関西へ帰りました。

以上が初めての旅行でした。

現地のおいしいものを食べる、お酒を飲むなどはもう少し後になって楽しむようになりましたが、旅の原点はここですね。今、思い出しても、面白いことやってたなぁと思いますし、10数年以上たって、もうないものがあったりで、あの時行っていてよかったと思います。

では、初めての旅行のお話はこれでお開きにしたいと思います。最後まで読んでくれてありがとうございました。

注1:リアルタイムでも見ましたが、実際にこの場所に行きたいと思ったのは後年、学生になってからビデオで一気に見た時です。

注2:今では、看板も設置されたらしいです。

修正履歴

2021年1月11日 誤字があったので修正しました。


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