冒険

新しいこと、未知のことへの挑戦。
冒険の第一歩。

生きるということは、新しく来る時間を迎え続けることでもある。
同じように見えて、同じではない毎日。積み重ね。

踏み出さないと何も始まらない一方で、
何かが始まるというのは良いことと悪いことがくっついている。

新しいことを知った。古いことを知らないうちに忘れていた。
新しい生活を始めた。今までの生活の常識が通じない部分がある。
新しい服を買った。古い服は着なくなった。

良いことと悪いことを天秤に乗せて、それぞれのバランスをはかる。

ある瞬間は良いことに傾いていても、悪い方がじわじわと重くなり、ついには逆転する。
その反対もしかり。

天秤は、右へ左へ、シーソーのように揺れ動き続ける。

冒険の目的地はどこだろうか。
自分の夢を叶えるまでなのか、引退するまでなのか、次へ引き継ぐまでなのか、死ぬ瞬間までなのか。

きっと、みんな同じではない。
似ているけど、どこか違う目的地が、それぞれにある。

私はどこへ向かおうとしているのか。
何へと踏み出しているのか。
どんな冒険をしようとしているのか。

見えないまま、進んでいる。