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日記

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2020年6月の記事一覧

書くことの怖さ

書くことの怖さ

書くというのは実はとても怖い行為だ。
なぜならそこに「書かなかったこと」が厳然と立ち現れるから。
人間が一生に得ることができる知識や持ち得る感覚はどれくらいあるだろうか。もちろん、得られないものの方が総体としては多いだろう。
書くという行為は、その「もち得ていない知識や意識」を照らし出してしまう。

極めて用心深く振る舞えば、かろうじて「無知の知」までは書くことができる。知っていることだけをかける

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