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手工芸と歴史について書いてみることにした

突然ですがじつは2月半ばに仕事を辞めました。前々から会社と話はしていたのですが、予想より早まってしまってややびっくりし、次のことも決めないと…と思っていたらこのコロナ禍。将来のことも不安ですがともかく家でできることをやらねば、と現在自宅工房の整備などもしているのですが、noteにも前から興味のあったことを書いてみたくなりました。

テーマは手工芸と歴史。前職では紀元前からの古い手仕事に触れる機会があったため、この十年ですっかり歴史的な手仕事にハマってしまいました。また、趣味の手芸では技法オタクで、いろんな技法をやってみるのが大好きなんです。

手芸の歴オタが古代エジプト展にいくと
たとえば古代エジプト展のミイラ。人が「ミイラ」というものの何を鑑賞しているか?というのはわりと面白いテーマになると思いますが、私の場合は遺体を包んでいる布にまず目がいってしまいます。どんな細さの糸で織られているのか、織り目の揃いぐあいはどんなものか。古代のエジプトに木綿はありませんから、素材は亜麻(リネン)でほぼ決まりです。
また副葬品のネックレスに使われている色石は、天然石かガラスか?それともガラスのご先祖さまというべきファイアンスという焼きものなのか?

そして本当は、展示室の真ん中に鎮座するミイラよりも、隅の方に展示してあるなんということもない実用的なシュロの手ぼうき(大英博物館展でみたものは、今とほとんど変わらないデザインでした)。「さすがエジプトスーパードライ!すごい保存状態!」と目を輝かせたり。

歴史物の映画や小説などでも、服やネックレスの素材なんぞストーリーには関係がないのでなかなか詳細に知ることができず、しばしばはがゆい思いをすることがあります。昔の生活の中で日用品がどうやって作られていたのか、そしてどのように使われていたのかが気になり、生活の全てが手仕事で作られていた時代に思いを馳せてワクワクしてしまうタイプのオタクなのです。
最後に
興味のある手仕事の歴史をネットサーフィンしながら残してみたら、昔の生活を想像するとき楽しいかも?
私は研究者ではないですし、創造的というよりは調べたことのレポート風になるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

トップ画像:William the Hippo(カバのウィリアム)
1961 BC – 1878 BC エジプト ファイアンス製 メトロポリタン美術館蔵
This file was donated to Wikimedia Commons as part of a project by the Metropolitan Museum of Art. See the Image and Data Resources Open Access Policy, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=56108845