忍冬綾

一回り以上のお相手からサピオロマンティックの世界に惹き込まれ、日常で感銘を受けたことを…

忍冬綾

一回り以上のお相手からサピオロマンティックの世界に惹き込まれ、日常で感銘を受けたことを記憶し続けていたい ‖恋愛/男女関係/小説/音楽/映画

最近の記事

The Point of No Return

もはや退けない 振り向くな 戯れはここまでだ 燃えるこの想いが 熱いこの願いが 二人をひとつにする 行手には 未知の愛を喜び もはや戻れない "ポイントオブノーリターン"は、ロングランで公演されているミュージカル、「オペラ座の怪人」で終盤に近い"ドンファン※の勝利"の演目でファントムが書いたもの。※ドン・ファンはスペインの色男。話は割愛。 私が「オペラ座の怪人」で、恐らく1,2番に好きなこの曲。 二人の関係性の集大成、そして最も官能的なのに純粋な想いが歌われ

    • 雨に濡れた横浜で

      ※過激な表現がありますので、ご注意ください。 夕暮れ時、横浜はいつ来ても心が騒めく。 桜木町の駅を降りて改札を抜けるとみなとみらいの景色が目に飛びこんでくる。雨が近いのだろうか、不穏な影を帯びた雲の流れが夕暮れの空を一層怪しく包んでいく。 ホテルに着くと、高い位置で結われていた髪を解く。襟元で揺れる髪がほのかに香る。ベッド脇に置かれているチョコレートの箱に手を伸ばした。 細い指で包みを開けようとすると、別の手が動作を遮った。私のではない。 そして同時に肩まで手をかけられ、

      • 忍冬の香り-Love, don't be shy-

        これは、私の最愛の人との恋と香りの記憶。 憧れのあの人に会える、どうしよう。 どんな顔して、どんな格好して会いに行こう。 あの人の記憶に留まりたい。まずしたことは、数あるフレグランスブランド中でも、ラグジュアリー界のトップに君臨するKilianの香りを纏うことにした。 -Love, don't be shy (愛、恥ずかしがらないで) 一拭きするとフレッシュなオレンジとネロリの甘さが、初めて会った時の喜びを思い出させる。香りに思わずうっとりする。少し後押しされるように

        • サピオロマンティック

          私がこの言葉を知ったのは、4年前。 当時お付き合いしていたお相手から学び知った言葉。 "Sapioromantic" 相手の学歴や社会的立場に関係なく、その人自身のもつ知的魅力に恋愛感情を抱く事。 恋愛は外面、内面、精神的、性的..色んな要素が絡みあって相手に惹かれていく。 でも今までの経験を遥かに凌駕する世界があった。

        The Point of No Return