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短歌

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2023年7月の記事一覧

うたの日に出した短歌8

うたの日に出した短歌8

7/21 題「給」
移動教室給食センター前通るわかめご飯の匂いがする

7/22 題「34℃の昼」
コロナ前の賑わい戻る夏祭りラムネ瓶片手に闊歩する

7/23 題「コープ/生協」
いつからそこにあるのか分からない祖父母宅前の生協の箱

7/24 題「ため」
君がため行列並びカヌレ買う我がスニーカーは雨に濡れつつ

7/25 題「向」
太陽を避けて歩く人間たち 太陽に向かい伸びる向日葵

うたの日に出した短歌7

うたの日に出した短歌7

7/16 題「印」
古代印度の入口健駄羅どんな夢も叶う愛の国

7/17 題「海」
海ほたる展望デッキで見る東京スカイツリーの赤青緑

7/18 題「セロリ」
隣の席の子がセロリ嫌いだから食べられるように練習してる

7/19 題「ルッキズム」
もっと可愛い顔に生まれたかった 目頭切開ラインを引く朝

7/20 題「レ点」
2マス進んで1マス戻ってくレ点だらけの人生すごろく

星の街

星の街

夜中でも明かりの灯るこの街では獅子座がどこか見つけられない

星占い流派ごとに乙女座と獅子座を行ったり来たりする君

今日は暑いねと日傘をさす君 柄にきらめく星のチャーム

星を見に行こうと君に手を引かれやってきたのはプラネタリウム

宇宙飛行士になりたいという君に白いジグソーパズルを送る

君の作る人工衛星で探しに来て遠い星でひとりぼっちの私を

海の向こう空気の澄んだサバンナでは獅子も獅子座を

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うたの日に出した短歌6

うたの日に出した短歌6

7/11 題「的」
なんつーか君のことが好きです的な付き合ってもらえないかな的な

7/12 題「晴」
朝から快晴 汗も吹き出す暑さ 私の心は曇るばかり

7/13 題「黄泉」
また来年この黄色い泉で会おうそっちでの話たくさん聞かせて

7/14 題「キュウリ」
キュウリ無いしあったとて勿体ないしうちの精霊馬はトイペの芯

7/15 題「鳶」
軽やかに梁から梁へ飛び回る鳥のよう 君の瞳は鳶色

うたの日に出した短歌5

うたの日に出した短歌5

7/6 題「ろくでなし」
アイツはろくでなしだったでもアイツに惚れたわたしもいい勝負かな

7/7 題「くれ」
君が二人の将来を語るたびチクリと広がる心のささくれ

7/8 題「シャングリラ」
チャットモンチーと電気グルーヴが好きな2人の目指すシャングリラ

7/9 題「るな」
『混ぜるな危険』を混ぜてみようと思う危険なオトコになりたいからね

7/10 題「自由詠」
20年前と同じ構図の家族写真

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短歌30首連作「あぶく」

短歌30首連作「あぶく」

朝日浴びふわりと風受けてなびく春色のAラインスカート

お味噌汁に浮かぶネギの小口切りみんな揃ってBの形

CCレモンとはしゃぐ声 いつの時も変わらぬ手遊びの形

「リモコンにDボタンが付く瞬間を見に行く時間旅行」¥30,000

子供の頃からスポーツはてんでダメですもちろんeスポーツもです

登校班君がぼくを呼びに来る声はいつもfff(フォルテッシシモ)

君の弾くひどくかすれて不安げな『G線上

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うたの日に出した短歌4

うたの日に出した短歌4

7/1 題「夏」
扇風機 西瓜 宿題 昼食は『いいとも』観ながら素麺すすり

7/2 題「埼玉」
利根川を越えてあなたへ逢いにいく さくら草の似合うあなたへ

7/3 題「薬」
いつまでも飲み込めない焦る気持ちとでろりと溶けるカプセル混ざり

7/4 題「きっと」
「きっと来る」そう君は歌ってたのに何故僕のもとへ来てくれないの

7/5 題「百舌鳥」
舌を百枚も持ってる君だからこんなに愛の詩が上手

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うたの日に出した短歌3

うたの日に出した短歌3

6/26 題「疑問形」
「そうそれはよかったね?」の「?」に見る君の気遣いと僕の弱さ

6/27 題「林」
「森」と書く途中で力尽きている 「林」にもなれなかった「木」二つ

6/28 題「踊」
イカの踊り食い イカの意思と自我が侵食してくる 脚が足りない

6/29 題「縞」
西瓜の縞指折り数え瓜占い一本目を見失わぬ様

6/30 題「大祓」
夏越の大祓 茅の輪くぐりせんとしてフラフープで予

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